2011年5月25日水曜日

四国2回 7番~11番 西大寺 発


平成23年5月24日

朝から雨、錫杖と網代笠は持たずに雨対策で駅に向かう。西大寺駅から添乗だが、お客様は31名。それでも帝産観光バスなので車掌さん付き。添乗にアシスタントも付いて5人体勢の豪華なスタッフだ。まずは、1番霊山寺で、追加の買い物。今回が初めてというお客様が6~7人いてびっくりだ。添乗員も経験ない様子。さすればと、和尚は1回目のつもりで話を進めることにした。四国に入ると雨も上がり、さわやかなお参り日よりになった。霊山寺を出る際にお弁当を配ってもらい、11番藤井寺までか次の10番切幡寺への間に食べてもらうことに。作法等も一から伝えながら廻る。切幡寺では、大塔まで登っていただいた。他のバスは、省略したようだが、和尚はどうしても登ってもらいたいポイントなのだ。景色も素晴らしいし、住吉神宮寺が廃仏毀釈で廃寺になる中、その西塔を買い取り、10年掛けて移築した当時のご住職の思いも知ってもらいたいのだ。9番法輪寺門前の草餅が残っているかと心配したが、大丈夫だった。聞けば定休日は特にないとのこと。電話番号を聞いておいた。事前に確認するためだ。8番熊谷寺の緑の参道は、お客様の評価が高かった。勿論、和尚の大好きはポイントでもある。7番十楽寺では、余裕を持ってゆっくりとお参り。本堂から眼のお地蔵さん、大師堂とまわり、愛染明王のお堂まで。打ち止めは16時40分。淡路HOの「みけ家」で名物「海鮮丼」を賞味、これは絶品。渋滞を避け、中国道~近畿道経由で20時過ぎに西大寺着。西大寺駅の「豊祝」で、先達仲間と一献。合掌

 法輪寺にて  法輪寺 草餅求む 遍路かな

 熊谷寺にて  五月雨 あがりて聞こゆ 鶯(とり)の声

(写真は、熊谷寺の中門を望む)

1 件のコメント:

  1. 切幡の大塔は、豊臣秀吉の菩提を弔うため、秀頼公が東西2塔を建立したもの。徳川家康の勧めによるとか。
    移築してみると、桃山時代の名建築として重文指定。

    返信削除