2011年5月12日木曜日

四国5回 24番~31番 五位堂発


平成23年5月10~11日

天気予報では、台風1号発生、雨模様。40名のお客様と出発、約半分が一度は和尚と一緒のようだ。初発が大和八木なので西名阪に乗るや否や香芝SAでトイレ休憩。淡路島南SAを経て吉野川HOで昼食、30番善楽寺13時半到着。31番竹林寺に着くと、雨に濡れた新緑が美しい。なんと今日は旧暦の4月8日ということで、仏生会(花まつり)だった。誕生仏に甘茶を三度注ぎ、甘茶をいただく。思わぬことで、皆さん大喜び。29番国分寺は、「土佐の苔寺」ともいわれる寺。ここでも甘茶のご接待だ。大師堂横の「酒断ち地蔵」にお参りを勧めるが、皆尻込みをして大笑い。17時前に28番大日寺に滑り込んだ。勿論、運心で、火の気は使わない。ついでに、奥の院の「爪彫り薬師」をお参りする。坂本龍馬歴史館を見学して、お宿は三陽荘。お四国では1、2を争う評判のお宿、名物「鰹の塩叩き」を我々添乗員グループも注文する。鰹とカンパチのお刺身や鰹の生節の煮付け、天麩羅、鯨鍋など土佐の海の幸満載の夕食にお客様も大満足。しかも天然温泉掛け流しだ。夜中に雨、風がすごかったと聞いたが、和尚は熟睡で、まったく知らぬこと。

 竹林寺にて   仏生会 若葉の香る 五台山

 国分寺にて   花まつり 甘茶の接待 国分寺

6時半、食事作法つきの朝食、7時半出発。お客様の口から「お宿が最高」の声が上がる。雨の予報もなんとかもっている。2時間ほど走り、27番神峰寺へ。4~5台のバスが鉢合わせ、タクシーへの乗換えがバタついたが、和尚のバスが終わりの方で、かえってゆっくりお参りできた。水谷繁治・しづ夫妻の報恩の碑の前でしばし解説。空きのペットボトルを持参するように勧めておいたので、皆で土佐の名水を汲み本堂に登る。26番金剛頂寺への山道に進入する前に「はらみたや」へ電話を入れると、降りてくるバスがあるという。それを待って登る。本堂では、薬師如来と日光・月光両菩薩、十二神将の眷属が迎えてくれる。日光菩薩(太陽)は女性の象徴、女性の光で男も家族も輝かせるのだと兄弟子受け売りの説法をする。和尚の特注の錫杖袋が完成していた。超豪華版、さすが「はらみたや」さんだ。25番津照寺の石段は見ると大変そうだが、意外と登り易い。山門横の薬局に、シーズンになると並ぶ「黒耳産の枇杷」が見あたらない。聞くと今年は天候不順で不作の由、それでも我々のご接待用の枇杷は用意してくれていた。早速お礼の電話を入れると、少しは大丈夫というので、自宅に送ってもらうことにした。ご接待の枇杷は、楽しみにしていたお客さんと分け合って美味しくいただいた。打ち止めは、24番最御崎寺、舌の廻らない虚空蔵菩薩の御真言を何度か練習してお参り。大師堂では、ご宝号を七遍唱えて打ち止め。ご霊蹟の「御蔵洞」に立ち寄り、帰路に。五位堂着20時半。雨の降る中、不思議にお参り中は小降り、帰路も大雨だったが五位堂は小雨に。お大師さまのお陰です。合掌

 神峯寺にて   霊水を 汲むや遍路の 五月雨

(写真は、金剛頂寺の大師像)
  

2 件のコメント:

  1. 長丁場で、大変なコースだが、和尚は大好きなコースの一つ。
    理由は、ブログの通りです。「本場の鰹は、うまい」。

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  2. 「黒耳(くろみ)の宝石」と云われる室戸市吉良川町黒耳地区の枇杷のうたい文句『お日さんキラキラ 潮風そよそよ もぎりたて一番 室戸くろみの宝物』。送っていただいた枇杷は、大粒12個入り1000円、送料640円でした。
    お希望の方は「萩野忠敏」さん090-7782-1410にお問い合わせを。
    風味絶品ですぞ。

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