2011年5月12日木曜日

高野山 南院  柴燈大護摩供


平成23年5月8日

近畿36不動尊札所第36番高野山・南院では、5月8日と10月8日に柴燈大護摩供を催している。特に5月は、参詣者に「火渡り」をさせてもらえるというので、人気が高い。今年は日曜日ということもあって、先達仲間からお誘いを受けた。和尚の組が9名、浜口先達の組が18名が高野山で合流することとなった。浜口組は、南院に前泊。和尚組は、10時半ごろに南海電車で参加するものが5名、橋本駅で和尚が拾うのが3人の女性先達。9時に浜口組と和尚車の4名は第35番妙王院で合流して、本堂で朝参り。その後、浜口組は霊宝館見学、和尚達4人は奥の院に向かった。11時に、総勢27名が中本名玉堂に集結して早めの昼食をいただき、南院へ。大護摩供は、12時開始。大峯山護持院櫻本坊の修験者達が、法螺貝を吹き鳴らしながら入場、古式にのっとって進行。いよいよ点火、白煙そして炎が立ち上り、風に乗って火の粉が飛ぶ。和尚の僧衣も2~3個の穴が開いた。これもご縁。参拝の皆さんが、履物を脱ぎ、裸足になって行列をつくる。年に一度の「火渡り」だ。護摩供に使った丸太を並べ、塩で清めながら一人づつ渡って行く。和尚は、僧衣の格好では参加し難く、皆の荷物や履物を預かることに。締めは、本堂からの餅撒きだ。同行の源先達が最前列で、しっかり確保し、お裾分けしてくれた。会場には、お四国や東寺の御修法でご一緒した方々も来られていて、何人かから声を掛けられた。本坊で、内海照隆山主にご挨拶。お札を授かり散会した。和尚は、定宿の無量光院へ。夕食で、九州本格麦焼酎「こふくろう」をいただきながら、馴染みの役僧と懇談。朝6時の勤行に参加、久しぶりに羽生川前官ともお話することができた。いつもながら海外からのお客様が多く、フランスやオランダから来られていた。朝勤行も国際的で、今日は導師も護摩供も担当は外人僧なのだ。朝食後、立里荒神から丹生都比売神社と弘法大師ゆかりの神社にお参りした。そして、近畿36不動尊札所の一つ根来寺へ。かって、「真言宗18総本山巡り」でお参りして以来の訪問、お不動さんは八角堂に祀られている。お参り後「御供酒」をいただいて失礼した。合掌

 高野山南院にて   立夏過ぎ 護摩の火渡り 高野山

           五月八日 柴燈護摩や 不動尊

(写真は、燃え上がる護摩壇)

2 件のコメント:

  1. 立里荒神と丹生都比売神社には、和尚が大学の道場で炊いた護摩札を奉納しました。5年前に来るべきことでしたが、機会を逸してました。これで肩の荷が、一つ減りました。合掌

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  2. 立里荒神、丹羽都比売神社へは、和尚が四度加行成満の時の護摩札を奉納するのが目的。機会がなく、5年間手元に置いていたもの。肩の荷を一つ下ろすことが出来ました。合掌

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