2011年5月19日木曜日

四国 8回 44~51番 八尾発


平成23年5月17~18日

久しぶりに近鉄八尾駅から添乗。7時半、八尾から八戸ノ里、長田を経由して45番岩屋寺へ向かう。お客様は23名、従って添乗員も1名だ。ほとんどが、和尚とは初めてのお客様なのだが、このコースの名物男である細見先達が一緒だったので、心強い。添乗員もドライバーも沿線の住民で、和やかな雰囲気で出発だ。龍野西、豊浜、砥部焼陶芸館で休憩し、14時過ぎに岩屋寺の駐車場に到着した。ここからが本番、バス遍路最大の難所で30分の山登りだ。「日頃は歩けないが、お四国では不思議と歩ける」と云う方を始め全員が無事本堂へ。納経所兼庫裏の改築工事が進み、納経所部分はほぼ完成だ。ここのトイレは「バイオトイレ」、富士山頂と同じ仕様で、水は一切使用しない。山寺ならではの試みだ。麓の「一休館」で、休憩。新製品という「生姜と蜂蜜のドリンク」が美味。これからのヒット商品となりそうだ。44番大寶寺も結構難所なのだが、岩屋寺を済ませると、なんということはない感じ。参道の「すごうさん」でお茶のご接待、和尚の「ようおまいり」も残り1部となり、追加発送することに。堺発のバスに添乗する田川先達(華麗な女性なのだ)の吹き鳴らす法螺貝の音が、山寺にふさわしい。18時前にホテル奥道後に。

 岩屋寺にて  法螺の音の 響く岩屋寺 五月晴れ

2日目は、7時半出発。他のバスが石手寺から逆打ちするというので、和尚のバスは46番浄瑠璃寺から順打ちとする。大師堂にある「真魚像」を順に抱いてお参り。お四国では、2番極楽寺の「抱き地蔵」と並ぶ「抱き仏」なのだ。「衛門三郎の里」にバスを停め、47番八坂寺へ。参道に、地元の朝採り苺やアスパラなどが置いてある。勝手に料金を入れて買っていくやり方。「衛門三郎の里」でお茶のご接待をいただき、トイレも借りる。48番西林寺では、逆打ちのバスと遭遇し、大師堂では合同でお参りに。49番浄土寺、50番繁多寺と廻って、打ち止めは51番石手寺。国宝の仁王門をくぐって、記念撮影。本堂、大師堂から宝物館へと案内する。寺宝「衛門三郎再来の石」を見るためだ。「これは握れない」とか「この位なら、握れる」と意見が別れる。衛門三郎終焉の時、「生まれ変わったら国司の家に生まれたい」と望み、弘法大師が小石に「衛門三郎再来」と書いて握らせて葬り、金剛杖を墓標とした。その杖から根が出て巨木になったのが「杖杉庵」の由来。後に、国司河野家に誕生した男の子が、その小石を握って生まれてきたというのが「石手寺」の改称の縁起なのだ。13時前に打ち上げて、「伊予かすり会館」で昼食。食後は、いつもの「塩アイス」。松山道~徳島道~淡路島と走る予定が、高松道に入ってしまった。さすればと、「津田の松原」SAで評判の「あなぶき家」の讃岐うどんに挑戦。セルフとあって行列ができる。細見先達が割って入り、次々とうどんを湯通しして鮮やかに裁いて行く。途中でうどんが品切れとなり、茹で上がるまで待たされるはめに。バスの出発を遅らせてもらって賞味。お客様は、満足の様子。淡路島HOを経由して20時半頃八尾到着。いろいろありましたが、楽しいお参りでした。合掌

 八坂寺にて  参道の 朝採り苺 八坂の寺

 石手寺にて  石手寺や お山の大師 五月晴れ

 道中にて   風香る お遍路道に 鯉のぼり

1 件のコメント:

  1. 「杖杉庵」は12番焼山寺への中腹にあり、大きな杉は2代目とか。八坂寺の近くに、衛門三郎の屋敷跡が別格二十霊場の一つ「文殊院徳盛寺」となっている。

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