2011年1月15日土曜日

後七日御修法(ごひちにちみしほ)東寺


平成23年1月14日

8日から始まった御修法の最終日、東寺へ向かった。11時過ぎに到着、食堂で納経。灌頂院前で、高僧方の退出を待つ。お遍路仲間が10名ほど集まり、新年の挨拶を交わしながらの一時。信貴山の佐々木照真尼にも会う事ができた。管長のお世話に駆けつけたという。宮内庁からの勅使が入場、しばらくすると、灌頂院から御影堂までの行列がはじまった。皆さんに「ご宝号」をお唱えしましょうと声を掛け、「南無大師遍照金剛」の大合唱。七日間、御祈祷された天皇陛下の御衣が菊の御紋の箱で担ぎだされる。高僧の行列の後に、ご詠歌の一行が続く。それからは、ひたすら、開門を待つのみだ。並んで待つ人のみが経験できる年に一度の「後拝み」だ。まずは、各本山の専修学院の修行僧が、研修のため入場、その後が一般入場だ。今年は、西院流で胎蔵曼荼羅が主尊。兄弟子の土口哲光師が退職されたので、毎年配っていたご案内のチラシが無いのが寂しい。入場に際して、千円の志納金の代わりに授かる「御修法お守り」は、この時だけの頒布だ。その袋に入っていた説明書きは、以下の通り『後七日後修法について ー 御修法は国家の安泰や世界平和を祈願する修法です。後七日御修法は弘法大師の提言により、中国・唐の高僧が皇帝の為に始めたににならって承和元年(834)宮中真言院で営まれたのが始まりです。翌年には弘法大師自ら大阿(導師)となって奉修されました。それ以降諸般の事情で一時中断はありましたが現在まで継承されています。本年は西院流にて胎蔵曼荼羅の前で厳修され、真言宗の十八本山のご山主堄下をはじめとして各山の高僧方十五名にそれぞれの配役を司り総勢百名近い僧侶が相携え、一日三座七日間にわたり国民の皆さまの一年の安泰を祈願する行事です。この守護札は天皇さまの念持仏として住居の次の間にお祀りされた二間観世音菩薩を主尊として祈禱しましたので、どうか身につけて守護されますようお願い申し上げます。 - 後七日御修法事務局』和尚は、皆と別れれから、西国15番今熊野観音寺にお参り、ご朱印をいただいて帰路についた。合掌
(写真は御修法の行列)

2 件のコメント:

  1. 電通の先輩、大阪早稲田倶楽部のメンバー、先達仲間やお客さんetc
    東寺でいろいろな方と巡りあいました。本当に、和尚にとっても恒例の行事になりました。合掌

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  2. 今年は急に13日14日のお四国第8回が入り、見学できませんでした。残念です。和尚にもお会いしたかったのですが。来年は行きます。
    野見山愷

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