2013年7月7日日曜日

四国1回 生駒発  1~6番

平成25年7月6日

安楽寺本堂前の童仏像
7月は、お四国の第1回目がスタートする月でもある。1月、4月のスタートに続くものだ。奈良のコースの最終集合地が生駒駅前である。8時20分の集合だが、いつも通り1時間前に到着。KFCの店でコーヒーをいただく。梅雨というのに青空で、暑い一日になりそうだ。生駒から西国第1回も同じ時刻に集合とあって賑わっている。電通の後輩の顔を発見し、声を掛けると西国のお参りを始めるという。頑張って結願してもらいたいものだ。
添乗員の話だと土曜日とあって近畿各所から7台のバスが出ているという。お客様は41名、ほぼ満席だ。ほとんどの方が初めてのお参りとのことなので、懇切丁寧に説明する。1番霊山寺に着くとバスが並んでいる。我々は、遅い到着組だ。納経用品を揃え、記念写真を撮って、大師堂でお参り。その後、本堂で3台分一緒に法話を聞き、勤行。お昼を過ぎたが、2番極楽寺へ。お昼は2番から6番までの車中でお願いし、お参り優先だ。抱き地蔵、長命杉と盛り沢山の上に、長寿庵でのお買い物も重なり、お弁当は13時過ぎになってしまった。6番安楽寺に向かい、やっと混雑から逃れられた。お客様の読経も、ようやく馴染んで、調子が良くなっている。お遍路功徳記で名高い水谷繁治・しづ夫妻の話や日光菩薩にちなみ女性太陽論を展開する。門前の「しらかわ」のソフトクリームがよく売れる。5番地蔵寺の大師堂は、工事中。年内一杯の工事期間であることは、来年の開創1200年に合わせての改修工事に違いない。樹齢800年超えの大銀杏は既に青い実を着け、若々しく生い茂っている。その緑陰の下でお勤め。門前の駄菓子屋さんもアイスキャンデーを売っている。和尚は、6番のソフトクリームに続いてここでもキャンデーを求める。添乗員が「お腹は大丈夫ですかと?」と心配してくれるが、流れる汗に心地よい。4番大日寺に着き、山門の説明をしていると、急に大粒の雨とともに雷鳴が轟く。本堂から西国の観音様を祀る回廊を抜け大師堂へ。雨は嘘のように止み、太陽が照りつける。駐車場のアスファルトから、湯気が猛烈に立ち上り、サウナ状態だ。16時頃、3番金泉寺に到着できたので、ロウソク、線香のご供養ができた。16時半を過ぎて、「運心」をお願いすることがしばしばあるのだ。大師堂で、弘法大師の絵伝を元に一代記を説明させてもらう。16時40分打ち止め。「阿波の里」でお買い物休憩を執り、「いろは歌」の解説とCD。淡路島の洲本を通過する頃に、またもや豪雨だ。生駒着20時30分、順調な帰路だった。皆さん頑張って、結願しましょうね。合掌

 地蔵寺にて  大銀杏 緑陰のもと 読む心経

 大日寺にて  雷鳴に 雨音弾み 経を読む 

2 件のコメント:

  1. 本堂前に並ぶ2体の童の仏様も松本明慶の作。正面から見ても愛らしいが、和尚はお尻の格好が大好きだ。お客様にも、必ず後ろ姿をおすすめすることにしている。

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  2. 昨日、父母と共にご一緒させていただいた者です。
    大変お世話になりました。
    父は難聴の為に耳が遠く、母は糖尿病で右の耳がほとんど聞こえず、また目が眼底出血で視野がほとんどない状態と白内障の状態での参加でした。
    その為に気に障ったところがありましたら申し訳ありませんでした。

    私自身は昨年11月から5月までの奇数月に4回に分けて車で一巡目をしました。
    お先達さんから教わってのお遍路はこの2巡目からです。
    一巡目は霊山寺の木下尼から手ほどきをいただき、そこから判らなかったり迷ったりしたら周りの方の作法を見て巡拝をしてきました。
    5/5に結願し翌日には高野山に満願のお礼参りをしてきました。
    別格20カ所も同時に回っていましたので都合108ヶ寺の巡拝の旅になりました。

    今回、ツアーに申し込んだのは、お先達さんに直に教わる必要があると感じたからです。
    幸いにも、通常のお先達さんではなく、田尾和尚に教わることになった事は幸いと感じております。
    鐘楼の鐘の付き方や塗香使い方などたぶん普通のお先達さんでは教えてくれないことばかりだったと思います。

    また、和尚とご一緒できることがあれば楽しみにしております。
    お身体大事にて、巡拝のたびに来られる方を導いてください。
    では、失礼いたします。

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