2013年7月24日水曜日

吟友と四国路へ

平成25年7月21~22日

藤井芳洲「芳春有感」歌碑
和尚が講師を務める「南興吟詩会」の面々と四国路を旅することとなった。きっかけは、剣舞を習おうかと幼馴染の藤間幹弥師匠に相談のところ、快く振り付けを承諾してくれたことに始まる。善通寺まで行くのならと、足を伸ばし関心流始祖藤井芳洲先生の歌碑のある四国別格13番仙龍寺を訪ねようとなった。21日の8時に出発、総勢5名(男3・女2)で四国中央市を目指す。
淡路島を抜け、徳島道から高知道に入り新宮ICから国道とは思えぬ山道を抜けて仙龍寺にたどり着いた。仙龍寺は、四国霊場65番三角寺の奥の院で、弘法大師自刻のお大師様がご本尊。
急坂を最後に上り詰めたところが境内、本堂の斜め正面に流祖の歌碑が建つ。漢詩は、流祖作の「芳春有感」。全員で声高らかに吟じて、本堂へお参り。岩肌に張り付いて建つ坊舎の奥まったところにある。心経を唱え、ご住職にご挨拶。
帰路は、高松道の川之江IC経由、豊浜SAで遅めの昼食となった。やはり「讃岐うどん」を食べるべしとメニューを調べ、お薦めの「うどんちゃんぽん」を注文、云わばちゃんぽん麺の替わりがうどんということ。これが、中々結構でした。善通寺までは一走り、南門前の「コトブキ」で午後のコーヒー。西院前の熊岡菓子店で名物堅パンを買う。高野山の道場仲間の栗峯澄明師にお願いして、戒壇巡りや霊宝館を案内していただく。17時前にお宿の善通寺グランドホテルへ。
18時より幹弥師匠の娘夫婦が営む「藤乃」で会食、。嬢さんが出産直後とあって、師匠がお店のお手伝い。御蔭で打ち合わせもバッチリだ。
22日は、朝うどんに挑戦。ホテルの「手打ちうどんマップ」から選び、善通寺駅近くの「こがね製麺所」へ。朝7時から18時までのお店だ。おでんやお寿司も置いてある定番のお店、和尚はついつい食べ過ぎてしまう。幹弥師匠のお稽古は10時から、少し時間があるので、78番郷照寺をお参りすることに。和尚の思惑は、門前の「地蔵餅」。いつも売り切れなので、この時間ならと思った次第。しかしお団子しか残っていなかった。
丸亀のお稽古場で特訓開始。何の素養もない5人が、剣舞に初挑戦というのだから、大変だ。なにしろ扇の持ち方すら知らないのだ。曲は「城山」、勇壮な吟だ。2時間近くの特訓だった。振り付けのメモもいただいて、これからみんなで半復練習だ。
帰路、「津田の松原SA」で又々うどん。うどんづくしの讃岐の旅となった。皆が喜んでくれたので、ドライバーの和尚も大満足の2日間だった。
合掌

   夏に来て 讃岐うどんの 喰べ歩き

   お大師の 戒壇巡り きゅうり加持

   岩肌に 貼り付く寺や 蝉時雨

   右手(めて)に剣 左手(ゆんで)に扇 夏稽古





1 件のコメント:

  1.       芳春感有り  藤井芳洲

    世相は遷移す、転瞬の間。栄枯得失、循環を見る。

    年年花発いて、猶舊に依るも。歳歳人生逝いて還らず。

    返信削除