2010年12月1日水曜日

四国11回 66番~78番 西宮北口発


平成22年11月29~30日

川西能勢口~宝塚~西宮北口ルートのバスに添乗、お客さまはなんと45名。和尚の経験では、初めての大人数。したがって、和尚は2日間補助席を余儀なくされた。11回目は、和尚の故郷コースで善通寺を中心に13ヶ寺を廻る。和尚は西宮北口から乗車、まずは75番善通寺へ向かう。駐車場で記念写真を撮り、「いろは会館」で昼食。そののち、御影堂~金堂へとお参りする。南門前の「ことぶき」に走り、旧友に挨拶、聞けば先日お邪魔した願興寺のご住職が2,3日前に訪れ、和尚が訪問したことなど話していったとか。金堂から駐車場にもどる時、「熊岡のかたパン」の話をしておいたので、行列ができた。勿論和尚も列に加わり1枚15円のかたパンを10枚購入。食べたことがないという添乗員やドライバーさんに食べてもらう。お客様へのご注意は、いきなり歯でかまずに、まずは手で細かく割ってから食べること。そうしないと歯が欠けるほど堅いのだ。しかし、本当に美味しい。66番雲辺寺に走り、2時のロープウエイに乗る。下界と温度差が7~8度あるので、対策を呼び掛ける。今日は、日差しが暖かく、頂上駅は6度だった。2時40分と3時の便に別れて下り、67番大興寺へ。天台と真言の両宗の道場であったところから、本堂を挟んで右に天台大師堂、左に弘法大師堂と配置されている。本堂前の三鈷の松を拾う人も多かった。同じ境内にある68番神恵院、69番観音寺をおまいりして、本日の打ち止め。琴平の「にしきや」に立ち寄り、「アパ高松空港ホテル」へ。ホテルではさぬき市の櫻谷先達が焼酎の差し入れを持って待っていてくれた。同宿の田中、倉持両先達と食事をしながら、飲みほした。2日目は、6時朝食、7時半出発。なにしろお寺が一杯残っているのだ。70番本山寺から打ち始め、71番弥谷寺はタクシー組と歩き組に別れる。歩き組は約20名、歩き組に「俳句茶屋」の草餅の話をする。まずは、茶屋を覗き草餅の確認、予約をする。本堂まで一気に登るつもりだったが、タクシー組が、大師堂に上がり込んでいるというので、そちらからのお参りとする。大師幼少の時の学問所である岩窟で7遍の御宝号を唱えた後、本堂に向かう。歩き組のお目当ては、草餅だ。アッと言う間に売り切れ状態に。御主人に「紅白の餅もあります」と「紅白+草餅」の御接待を受ける。これは、我が家の土産にさせていただいた。73番出釈迦寺から72番曼荼羅寺へは、全員で歩き遍路。参道の無人店のミカンが安いと人気の的だ。ここで弁当を配布するが、なにしろまともに食する時間もないほどに、寺と寺の間隔が短い。74番甲山寺、76番金倉寺、77番道隆寺と廻って、門前の「サンエイ」のお茶でホッと一息ついた。「ようおまいり」も3冊お買い上げで、無材の七施「和顔施」と書かせていただいた。78番郷照寺は、駐車場から離れているので、行きはともかく帰りは迷子予防で最後尾についた。3時に打ち止め、皆元気に帰着したが、問題も発生。夜、ベットからずっこけて頭を打ちつけ、救急車で病院に走ったお客様がいたとか、検査の結果、骨に異常はなく、打撲で済んだとか。和尚は、熟睡で何も知らず、朝になって添乗員から知らされた。もう一つは、お寺の朱印ミス。よその寺のページに朱印してしまった。結局、そのページを差し替えることになったが、うっかりミスにも困ったものだ。年に何回か、和尚も遭遇する場面だ。和尚も、朱印ミスを受けたことがあるが、今や重ね印の連続で全くわからなくなっている。さすが11回目はベテランぞろいで、お経もぴったり息が合い、とても良いお参りだった。合掌
(写真は、善通寺の大楠)
       
          大楠や おさな時しのぶ 秋の寺

1 件のコメント:

  1. 善通寺の大楠は、弘法大師の幼少の頃も存在したと伝わるので、樹齢は1200年をはるかに越えることになる代物だ。この境内は和尚の子供の頃の遊び場でもある。いつ訪れても、その頃が思い出され、懐かしい。子供の頃の目線では、もっともっと広かったと思うのだが・・・。

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