2010年12月16日木曜日

四国9回 52~59番 西大寺発



平成22年12月14~15日

8時10分集合で西大寺から乗車。総勢35名の内、西大寺組は19名。早朝降っていた雨も止んだが、三木SAを越えて赤穂近くで事故渋滞、高山トンネル内で側壁に激突の乗用車1台が追い越し車線を塞いでいた。予定が大幅に遅れ、石鎚SAのレストランでの昼食が14時前、59番国分寺より打ち始める。お参りの後は、一願握手大師像に並んでご祈願。57番栄福寺で仙遊寺から廻ってきた2号車と遭遇、本堂と大師堂に分かれてお勤め。和尚の1号車は、58番仙遊寺で打ち止めに。4ヶ寺廻るつもりだったが、事故渋滞のお陰で、打ち止めが17時だった。お宿は、道後温泉・ホテルルナパーク。1時間程で到着し、夕食までゆっくりとした時間がとれた。夕食は、自慢の「鯛釜飯御膳」、温泉街を散策して早めの就寝。2日目は5ヶ寺廻るので、7時45分の出発。昨日と比べると、風も強く気温も相当低い。52番太山寺は、大師堂が改修中で、お大師様は、ご本尊の左に仮安置。昨日、納経所前の「一畑薬師」の説明をし、納め札に歳の数だけ「め」を書くように伝えてあったせいか、ここでも行列。合格祈願のお札を求めて納経所に行かれたお客様の話だと、お札は無く、ご祈願を依頼する方法のみだとのことだった。2~3kmのところに53番圓明寺はある。本堂の鴨居に左甚五郎作の5mの大龍が寝そべる。またキリシタン石塔でも名高いが、和尚が感心するのは大師堂の屋根瓦だ。まるで彫刻の芸術品を見る思いだ。松山市内の札所はこの2ヶ寺で、あとは今治市となる。「お菓子舘」でひとしきり買い物三昧のあと今治小松自動車道を使って56番泰山寺に向かう。門前のお店で、甘酒の御接待、冷え切った身体に暖かさが沁み渡った。修理中だった55番南光坊の大師堂は、工事完了。2号車と合同で大合唱することにした。田川先達のホラ貝の音が響き渡り、大好評。お参りの後は、山門の四天王像を拝観しながら解説。54番延命寺も2台一緒に、本堂、大師堂とお参り。本堂では、皆で不動明王の御真言のお稽古だ。なにしろ長いので、リズムが狂うとバラバラになる。開基の行基菩薩の供養塔が大師堂の右手の高台にある。行基菩薩の開基した札所は30ヶ寺もあるが、供養塔があるのは珍しい。(ちなみに弘法大師開基は39ヶ寺)14時前に打ち上げて、ようやくお弁当タイム。しまなみ海道を通って帰路についた。大三島の「宝船」、吉備SA、淡河SAで休憩しながら西大寺到着は19時30分、予定通りだった。合掌
   師走風 負けぬ遍路の 読経かな
(写真は行基菩薩の供養塔と一畑薬師)

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