2010年12月6日月曜日

西国 7回 30番~32番



 平成22年12月6日

難波発で、西国7回に添乗した。お客様は、44名の満席だ。集合より1時間ほど前に着いたので、モーニングコーヒーに行こうとしたら、かって四国でご一緒したという女性から声をかけられた。今日は、別格の4回に乗るというのだが、お四国結願後の話をしてくれた。息子さんが自転車で事故に遇い、2mほど宙を飛び、頭を打って生死の間をさまよう事態になったという。医者は、意識が回復しても、障害が発生するかもしれないと言う、ところが骨折はしたものの、脳に何の障害も生じなかった。気がつくと、背負ったリュックの中のお弁当の箸が真っ二つに折れていたという。自分は、入れたつもりはないのだが、88番大窪寺のお箸であった。ご本尊薬師如来のお救いと感じたという。この事だけでなく、お客様のこと、御主人のことなど目に見えて、有難いことが続いているという。このようなお四国結願の御利益のことについて、こもごも話をいただいた。話を聞いた和尚は、朝からさわやかな気分に満ち満ちての西国となった。20番善峰寺は駐車場から急な登りがこたえる。先頭集団から最後尾までは相当の距離が開いたが、皆揃って本堂に上がり込んでお参り。お念珠の使い方や、輪の打ち方など説明。せめて「遊龍の松」は見学することを勧めて、30分後にバス集合とする。21番穴太寺に向かう手前で「豆屋黒兵衛」に立ち寄る。漬物と黒まめ製品のお店だ。何といっても、ほとんどの商品の試食が出来るのが良い。結構堪能できた。穴太寺のお参りを終えたが、納経の時間がかかるようなので、ドライバーさんと二人で、お弁当を配る。食べ終える頃に、添乗員2人が帰ってきた。23番勝尾寺に向かうが、境内も広く、階段もしっかりある。一方通行の順路で拝観し、打ち止めの総持寺へ。三島中学の裏でバスを降り、寺へ向かうが迷子の心配があるので、先頭と最後尾に添乗員がつき、真中あたりに和尚が位置するという配置で進行。途中の信号で分断されたが、これは安心のシステムだった。帰路も同様の配置をとることとし、納経が終わるまでお客様には境内の散策などで、待っていただいた。納経所での話では、住民の苦情もあるので、できれば寺の前に駐車して欲しいと、地図もいただいた。大廻りになるので、ドライバーさんには不評のようだが、今後はそうせざるを得なかろうと思う。足に不安の方が多い割には、スムースに帰着、梅田17時過ぎ、難波17時30分過ぎだった。今日で結願という方が、数名いらっしゃって、御紹介すると大きな拍手、巡拝仲間は暖かい。天気にも恵まれて、良いお参りができた。合掌
(写真は、「勝尾寺の多宝塔と紅葉」と「善峰寺の遊龍の松」)

1 件のコメント:

  1. お客様の中に、お四国で一緒だったという方が4~5人いらっしゃった。懐かしい話を聞きました。合掌

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