2015年7月2日木曜日

西国 満願の一人旅 30~33番

平成27年6月29~30日

竹生島全景
30番があと2回、31、32、33番があと1回で、大先達の朱印帖が満枠となる。ダイワロイヤルリゾートのホテル招待券の締め切りが6月末ということも背中を押して、長浜ロイヤルホテルを予約して出発した。7時に愛車で自宅を出て、長浜港発10時15分の竹生島行に余裕で間に合った。高さ28mの青銅製の長浜大仏や長浜ドームを左に見て約30分。梅雨晴れの上天気で、湖面も鏡のように穏やかだ。乗客は15名程度、見渡すと和尚一人が異様な格好に見える。紺の作務衣に網代笠、錫杖、輪袈裟というお参りスタイル、他のお客さんは観光が主体のようだ。帰りは、12時5分発なので、時間はたっぷりある。急な石段を登り、弁天様を祀る本堂に。ご朱印をいただいて、宝物殿を覗く。先達でお客様を引率する際は、そんな余裕もないので、初めてのことだ。何んと驚いたことに、四国霊場86番志度寺縁起に云う「面向不背」の宝珠が展示されている。珠の中に釈迦三尊像が描かれ、四方いずれからも正面に見えるというもの。懐中電灯も用意されていて、じっくりと拝ませていただいた。何故、志度寺から宝厳寺に渡ったのかというのは不明の由。観音堂へ下るが、国宝の唐門は修復中で囲いに覆われている。舟廊下を渡り、都久夫須麻神社(つくぶすま)にまわり船着場へ。いつも立ち寄る店のシャッターが下りているので、「たつや」に入り「弁天芋餅」(150円)をいただく。これは美味い。個人的にお参りすると、結構費用がかかるものと、実感する。ちなみに、船が往復3070円、入島料400円、宝物殿300円。
次いで、31番長命寺、32番観音正寺と巡る。観音正寺への林道通行料は600円、駐車場から境内まで、なだらかな登りが続く。参拝客の姿は無く、貸切状態。本堂や納経所で、ゆっくりと会話、松本明慶作の白檀の千手観音様の肌の色も、さらに輝いてきている感じだ。15時半に打ち止めし、長浜ロイヤルホテルに17時到着。和尚が顧問をしている会社が法人会員で、和尚にも年に一度の招待があるのだ。和食のフルコースを堪能し、露天風呂を楽しむ。
30日 再度、竹生島へ。1便の出港は9時なので、朝風呂を楽しみ、ゆっくりと朝バイキングをいただいた。お参りの後「たつや」で一服、聞けば和尚のお世話になっていた店は、親父さんが急逝し、閉店したとのこと。65歳の若さだったという。長浜港から、33番華厳寺を目指す。カーナビは、大垣IC経由を指示。バスでお参りするときは関ヶ原IC経由だったと思ったが、指示に従い大垣ICから国道258号線を北上する。12時45分着、なんとマイカーは、山門内の駐車場まで進入できる。本堂、おいずる堂、満願堂と巡り無事満願。地元の農産物直売所に立ち寄り、新鮮野菜を買い込む。帰路のカーナビは、今度は関ヶ原IC経由を指示。14時半に多賀SAで遅めの昼食、17時過ぎ帰宅。合掌

 長命寺  七彩の 紫陽花燃ゆる 長命寺

 竹生島  川鵜撃ち 緑護らむ 竹生島

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