2015年7月10日金曜日

別格二十霊場巡り 5~12番

平成27年7月5~7日

四国八十八ヶ所や高野山の開創1200年のイベントが終わったと思ったら、別格霊場は、記念スタンプを12月まで続けるとのこと。姉さん先達2人が、それに飛びつき年内に一周したいと言い出した。和尚も10年振り位となるので、いつものように運転手兼先達を勤めることとした。5日の夜のフェリーに20時に乗船、出港は22時。船内で食事を済ませ、大浴場に入り、スケジュールの打ち合わせをして、爆睡だ。5時半の船内放送で目覚め、上陸準備。接岸は6時、まずは12番延命寺を目指す。7時前に到着すると、ご住職が扉を開けるところ。一番乗りの勤行を済ませ、納経所へ。姉さんたちは、1200年記念の納経帖を買い求める。ここからスタートだ。高速に乗り、高知へ向かう。別格霊場では、土佐の国は5番大善寺一ヶ寺のみ。土佐から伊予の国を巡る計画なのだ。8時に高知道立川SAで、オープンを待ちかねて朝食。小高い丘にある境内に向け石段を登ると、トンビが大声で迎えてくれた。再び高速に乗り、四国霊場32番岩本寺に立ち寄らせてもらう。和尚の記録では、この寺のご朱印が歯抜け状態なのだ。久しぶりに、「此処や」のアイスクリームをいただく。門前の八百屋では、新生姜を一袋。宇和島の6番龍光院を目指すのに、カーナビは、ショートカットの381号線を指示。素直に従うと、信号もほとんど無く、快適なドライブ。途中の「道の駅・四万十大正であいの里」で昼食。姉さん2人は「山菜うどん」和尚は「焼うどん」を注文。(570円)。軽いお昼にしたのは、夜の「ほずみ亭」を楽しむ魂胆なのだ。15時前に龍光寺到着。本堂に上がり込みお勤め。予定はここまでだったが、8番十夜ヶ橋も打つことにした。有名ポイントのせいかバスが2台先行している。和尚たちは、それではと橋の下のお大師様にお参り、「野宿された時は寒かったでしょう」とお蒲団が奉納されている。川の中では、大きな鯉が群れている。団体さんと入れ違いに本堂へ。大師堂が1200年記念でご開帳中、珍しく立像だ。3人で「いろは歌」を奉納して16時半打ち止め。ホテルに戻り、ほずみ亭へ。いつものツアーの際は、お任せのフルコースなのだが、今日はメニューを眺めながら、あれこれと注文。十分満足させていただいた。
興隆寺山門
7日 7時前から朝食、7番出石寺へ。カーナビは、八幡浜市経由を指示している。それ従って走ること1時間半、800mクラスの山頂の寺にたどりつく。納経所で確認すると、そのコースは大回りという。帰路を聞くと、地図を渡され、ひたすら大洲へ向いて走ることと教えられた。これは大正解、30分以上の短縮。次は、松山郊外の9番文殊院。遍路の元祖といわれる衛門三郎の屋敷跡だ。蝋燭台に蝋が溜まり、お掃除をしていないのが見え見えだ。あと2ヶ寺は、近いところにある。10番西山・興隆寺は、広大な境内でしかも石段が続く。霧が立ち込め、幽玄な雰囲気。さすが醍醐派の別格本山だ。打ち止めは11番生木地蔵。10年振りに見るお堂はすっかり痛み、大師堂改築の募金を募っている。その大師堂に上がってお勤め。あとはひたすら走るだけ。18時頃にナンバ到着。合掌

 延命寺にて  梅雨の朝 一番乗りの 延命寺 

 大善寺にて  梅雨合間 とんびの声や 大善寺

 十夜ヶ橋にて 七月や 布団重ねる 十夜ヶ橋

 出石寺にて  梅雨霧や 墨絵の中に 出石寺

 

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