2015年4月10日金曜日

四国7回 38~43番 なんば発

平成27年4月6~7日

延光寺本堂と枝垂れ桜
四国最南端の足摺岬から宇和島方面に北上するコース。長距離とあってドライバーさんも2名体制だ。阪急からは、我々のバスのみとのこと。梅田経由で7時20分出発、お客様は42名。当初の予定では、39番延光寺から廻り、出来れば38番金剛福寺もと相談していたが、3回の休憩を取って時間を計ると30分程足りそうもない。そうだとすると、38番金剛福寺を打って、岬巡りも済ませておく方が動きやすいと方針変更。黒潮市場の立ち寄りも済ませて、明日は一気に延光寺からと云うことだ。金剛福寺に16時15分到着、小雨の中を岬巡りも済ませて、足摺サニーサイドホテルに18時頃入れた。前回は、四万十川の遊覧も付いていたので、宿入りも1時間ほど遅かったのだ。夕食は「鳴子踊り」のパフォーマンス付き。温泉に浸かり、たっぷりと睡眠を取らせていただいた。
7日 7時半出発予定のところ、おばさま5人組が姿を見せない。皆で遅れれば怖くないと云うところか。5分遅れで出発、1時間半ほど走り39番延光寺へ。まずはトイレに案内、本堂から大師堂そして目洗いの井戸へ。鶴の朱印を推している人は、ここでは亀の朱印だ。40番観自在寺からは、伊予の国、平城天皇ゆかりの寺。大師堂の周囲のお砂踏みも。近くのホテルサンパールでお弁当をpick upして食事をしながら41番龍光寺へ向かう。龍光寺参道にある「雨月庵」に声を掛け、お茶と御饅頭の試食をお願いして、お参り。稲荷社と神仏同居の丘で、通称「三間のお稲荷さん」。試食をすると、さすがに御饅頭が良く売れている。ほんの数分で、42番佛木寺、豪壮な山門が素晴らしい。打ち止めの43番明石寺へは、かっては山越えで1時間は要したが、高速道路の開通でほんの1区間、15分ほどで到着する。山門に「釋空海」の漢詩が額になって掲げられている。「三宝鳥」と題されているが、「後夜聞仏法僧鳥」が正しい。詩吟の世界で、唯一吟じられる空海の作だ。そんな説明をしながら、一吟披露。打ち止めは14時45分、帰路も3ヶ所で休憩を取り、梅田21時、なんば21時15分。お疲れ様でした。遍路のベストシーズンとあって、車窓から歩き遍路の姿を良く見かける。午前中、数えてみると外人カップルを含め20名ほどだった。「遍路」が春の季語というのも良く判る。合掌

 足摺岬にて  春雨や 足摺岬 七不思議

 延光寺にて  南無薬師 祈る遍路や 延光寺

 明石寺にて  花吹雪 舞踊りたる 明石寺

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