2015年4月15日水曜日

京都三弘法と高野山御礼参り

平成27年4月13~14日

東寺の八重桜と五重塔
2年に1回の和尚のオリジナルツアー。今回は高野山開創1200年と慈尊院のご本尊ご開張というタイミングに設定しているので、定員30名のところほぼ満員の盛況。堺の戌年同行会のメンバーと和尚の仲間グループの合体ということだ。京都三弘法の御案内は、兄弟子の東寺前教化部長の土口哲光師にお願いした。難波~新大阪を経由して東寺に9時30分というスケジュール。三弘法とは、東寺、仁和寺、神光院をさす。かっては、東寺で菅笠、仁和寺で金剛杖、神光院で納め札入れを仕入れて、お四国の御参りに出発したというのだ。近年、此の霊場会も復活し、今ではその三品を模した木札を集めてお守りにするのだ。東寺では、御影堂、金堂、講堂、小子坊、観智院本堂と廻る。土口先生の丁寧な解説付きなので皆、大満足だ。たっぷりと東寺を満喫し、仁和寺に向かう。御室桜で、有名なところなのでこの時期は、名残の桜を求めて大変な人出だ。しかし、我々の目標はお大師さまだ。桜ゾーンを過ぎ大師堂に近づくと、人出もまばらになる。薄暗いお堂でお勤め。神光院では、若住職が待ち受けてくれていて、本堂に上がり法話を頂く。弘法大師自刻の大師像があるところから、三弘法の一つになっている。納経の終わるのを待ちながら、お弁当タイム。東寺で土口先生とお別れして、慈尊院を目指す。21年振りの本尊弥勒菩薩のご開張。戌年同行会は、戌年に堺発でお四国を結願したメンバーの同窓会で、このご開張を待ち望んで今日まで例会を続けてきたのだ。丹生都比売神社には17時頃になると思い連絡を入れると、本来16時半までだが、待っていてくれるという。社務所に駆け込むと丹生宮司もいらっしゃって、久方ぶりの御挨拶ができた。初めての方が多いと聞かれて、由来や高野山との関係など詳しく解説してくださった。感謝感激だ。お宿の無量光院に18時頃到着。奥様や若い役僧達のお出迎えを頂く。バスとはここでお別れ。夕食時には、副住職のお話もあり、お膳には1200年記念として土生川正道前官様のご染筆と腕念珠が置かれていた。ビールやお酒がドンドン出され、若僧侶らのお酌で御婦人達も盃がすすんだようだった。(このお酒類は、無量光院のご接待なのだ。)
14日 6時から新本堂で朝の御勤め。和尚も内陣で御一緒させていただく。いつもながら1時間半たっぷりの法要。10人以上の僧による法要は、荘厳で迫力があり、メンバーは感激の面持ちだ。揃って朝食を頂き、8時半中本名玉堂のマイクロバス2台の送迎で奥の院へ。ガイドは、いつもの井本さん、珍しく女性の公認ガイドで、和尚のツアーはいつも彼女なのだ。1200年の法要期間とあって、奥の院は大賑わい。金剛峯寺の拝観を済ませると、丁度お昼時。中本名玉堂で、天麩羅そばと柿の葉すしをメインとする料理を頂く。食後は、自由行動とし、15時15分集合で解散。和尚は、霊宝館、中門と廻り金堂の拝観をと思ったが、14時からの法要のタイミングで諦めた。
今回の開創1200年のスペシャルは、金堂の薬師如来の拝観を残すのみ、先達大会や信貴山の法要にも参加するので、その時の楽しみに置いておくことにする。中本名玉堂のマイクロバスで高野山駅まで送ってもらい、帰路につく。二日間、雨だったがとても有意義なお参りができました。井本ガイドの「お大師さまの嬉し涙ですよ」という言葉に納得。合掌

 仁和寺にて  仁和寺や 名残の櫻 人の波

 奥の院にて  春雨や 大師の嬉し涙とか

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