2015年1月26日月曜日

西国5回 12~15番 生駒発

平成27年1月19日

石山寺山門
12月19日と同じコース。和尚は生駒駅から7時半に添乗、西大寺からJR奈良と廻り、お客様は29名。梅田からもう1台。12番岩間寺こと正法寺に9時半到着。新しいリーフレットが出来ていて、それには真言宗醍醐派と明示されている。同派の管長が正法寺の山主を兼ねているところから、単立から醍醐派になったということだ。お客様から「雷の爪割井戸」はどこかと聞かれ、案内板の地図を確認してお教えすると、5,6人の方が見に行かれた。その話では、「水は飲めません」との表示は有ったが井戸は枯れていたとのこと。岩間の霊泉には、元正天皇の「わきいづる岩間の水はいつまでもつきせぬ法のみ仏の影」と云う御製があるのだが、残念なことでした。前回は、寒くて参道も凍てつき、トイレの水も出ないほどだった。その旨伝えておいたのだが、今回は暖かく何の心配もなかった。岩間山を下るとまもなく、13番石山寺。東寺真言宗の大本山だ。山門前の土産物屋は、定休日なのか全てシャッターが閉まっている。本堂から多宝塔、大師堂、大黒堂と巡る。
早めのお昼は、門前の「洗心寮」で名物しじみ御飯。14番園城寺(三井寺)で梅田組と同じタイミングになりそうなので調整し、梅田組は金堂から観音堂と廻り、和尚達は観音堂から金堂へ廻ることにした。外陣に上がりお勤めさせていただく。椅子席が用意され、ストーブが赤々と燃えている。有難い心遣いだ。金堂では、本尊弥勒菩薩の話をし、ご真言を唱和。奥に居並ぶ仏様の解説をしながら巡る。金堂前の鐘楼は近江八景の「三井の晩鐘」、重文とあって一突き300円也。腹に響く重々しい音だ。山門近くの釈迦堂に案内してバスへ。山越えして、「井筒八つ橋」に立ち寄り。試食品がふんだんにあり、御婦人方には大好評。打ち止めの15番今熊野観音寺では、先着の梅田組がお勤めの真最中。霊水「五智水」をいただいたり、大師堂をお参りしたりして待つ事に。梅田組と入れ替わって本堂に上がりお勤め。若い僧が寺の略歴や後白河法皇の頭痛封じの話など語り、さりげなく授与品の枕カバーなどPR。打ち止めは15時、JR奈良、西大寺と廻っても、生駒着17時。たまにはこんな速い日も良いものだ。合掌

 三井寺にて  初春や 三井の晩鐘 音重く

 

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