2015年1月5日月曜日

信貴山 千手院 新年柴燈護摩供

平成27年1月吉日
柴燈護摩の導師を勤める

今年も信貴山千手院の新年柴燈護摩供に出仕させていただきました。大阪分院でお世話になっている女性3名も大晦日から2日まで、お手伝いに来て下さるので、王寺駅に19時集合。駅近くの「銀の卵」でお好み焼きと焼きそばで夕食を済ませ、千手院へ。
午前0時を期して、新年の柴燈護摩供養開始。和尚の役割は、柴燈護摩の導師。初詣の参拝者が途絶える3時頃まで、交替でお勤め。仮眠を取り、元旦10時前より再開し、夕方17時頃まで祈り続ける。護摩の炎が風向きによって、顔を撫でることもあるが逃げる訳にもいかない。従って衣は、穴だらけになるのだ。夕刻より雪が降り始め、アッと云う間に数センチに。自宅に下山する予定の和尚も、諦めて千手院泊まりに。
2日の朝は、若手が総出で、境内や参道の雪掻きから一日が始まった。石段は氷付き、お湯を掛けて溶かす始末。今冬一番の寒さだった。一日を終えて、下山すると参道に放置された車が数台。
昨日、危険を感じて車を放置したものと思われた。
3日は、少し温度が上がり、参拝客も多い。この3日間、祈願の護摩札をひたすら火に投じたが、美しい炎が燃え立つと、お客様の祈願の思いが叶えられるように感じられた。
和尚としての最終日の4日は、配置変更で、お屠蘇接待に。特別祈願の参拝者に「お屠蘇」を振る舞う
。千手院の貫主に変わってのお役目なので、緊張してお勤めする。お屠蘇を振る舞いながら、世間話をするのだが、「50年以上、毎年2日にお参りしてきたが、やむなく今日来ました。」とう三重県からのお客様の言葉に、今年の寒さを思い知らされた。一日、接待所でいろいろなお話を聞けて、有難いお役目でした。
小堀遠州作の庭園も雪景色
1月26日に千手院主催の「大和七福八宝巡り」が催行されます。和尚が、先達を勤めることになりました。よろしければ、御参加下さい。お問い合わせは、 0745-72-4481 千手院佐々木まで。
合掌

 初護摩の 炎に雪の 降懸る

 初護摩の 炎に幼子 手を合わす

 雪掻きが 初仕事なり 山の僧

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