2014年9月19日金曜日

四国52~60番+四国へんろ展+四国霊場先達大会

平成26年9月16~18日
泰山寺の宝冠不動明王

18日に松山にて四国霊場公認先達大会が開催されるのに参加するついでに、札所巡りと四国へんろ展(伊予)の見学もやってしまおうと、計画をたてた。先達仲間総勢4名、和尚の愛車で16日のフェリー利用。大阪南港22時出港、サロンで一杯と足を運ぶと、高野山の仲間とバッタリ。先達大会の前に札所巡りと考えは同じだ。仲間は日本酒、和尚は芋焼酎と歓談しながら痛飲。お風呂に入ってバタンキュー、着岸30分前のアナウンスで目覚めた。60番横峰寺に向かう途中で、鮭の朝定食。山道を登るが、降りてくる車が3~4台、和尚達より早くお参りを済ませた人達だ。納経所で、へんろ展の前売り券を購入。59番国分寺は手洗い場もトイレも新調され、見違えるばかりだ。58番仙遊寺は、2台のバス遍路で大賑わい。下山途中で、バスと遭遇。バスが少し下がれば離合できると合図するのだが無視され、やむなく延々とバックする羽目に。57番栄福寺、56番泰山寺と廻り55番南光坊へ。ここでもバス遍路と遭遇だ。54番延命寺を打って「得得うどん」で昼食、サービス定食の「親子丼+うどん」で500円也、しかもコーヒーは無料だ。今治から松山へ海岸線を走る。突然、左から軽自動車が飛び出し、一気に追い越し車線の和尚の前に。急ブレーキを踏んで、衝突は回避できた。ばつの悪そうな顔のドライバーは若い女性、危ない所だった。へんろ展の会場は松山市城山公園内の県立美術館、日頃和尚が説明はしているが、拝見したことのないお宝が、多く展示されている。浄土寺の空也上人像、太山寺の六人の天皇が即位に際し奉納した十一面観音の一つ、そして円明寺のマリア観音etc.堪能させていただいた。まだ時間があると53番太山寺に向かう。さらに52番円明寺へ。先に納経をお願いして、ゆっくりお参り。「いろは歌」で打ち止めして17時。お宿の道後温泉・宝荘へ。宿でホッと一息ついた。今日は、前述のように急ブレーキを踏むことが二度三度、いずれも女性ドライバー。どうも伊予の女性ドライバーと和尚の相性は良くないようだ。
夕食も、またまた鯛が中心だ。

 宝荘にて  秋風や 子規の詠みたる 三津の鯛

霊場会伊予部会の若手僧侶による和太鼓演奏
18日 信貴山千手院は先達大会の参加者にティッシュペーパーのご接待を毎回続けている。今回も7時半から行動開始。ところが和尚は、納経帖を円明寺に置き忘れたことに気がついた。慌てて車を走らせる。本堂、大師堂と見て回ったが、見つからない。納経所に尋ねると、チャンと保管してくれていた。冷や汗の一時だった。
ティッシュ配りを終え、久しぶりにお会いする先達仲間との交歓のあと、10時開会。慰霊法要、表彰式が午前中。午後の部の冒頭は、伊予部会若手僧侶の和太鼓演奏。これは、見事でした。良く練習されているようで、息もぴったり。お目当ての特別講演は豊山派管長、総本山長谷寺化主の加藤精一猊下、演題は弘法大師のおこころを慕うー「三教指帰」から「秘蔵宝鑰」へ。和尚は、千手院の「多聞会」に時間を頂いて話をさせていただいているのだが先日までは「三教指帰」を今は、「秘蔵宝鑰」をテーマにしている。我が意を得たりというところだ。24歳、処女作の「三教指帰」から57歳、空海思想の完成品という「秘蔵宝鑰」に共通した思想が流れ、若木が大木に生長するが如くという。また「比較思想体系=十住心思想」という解説や「弘法大師の教えには全てが含まれている」と老婦人が語ったという若い頃の思い出話など、時に会場を笑いに包み時間の経つのを忘れさせる講演だった。15時、会場を出発。ひたすら走りに走って、19時過ぎ難波。お疲れでした。合掌

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