2014年9月8日月曜日

西国三十三所 第10回先達研修会 

平成26年9月8日

吉原忠雄氏の講演
新阪急ホテルにて、11時から第10回の西国先達研修会が開催された。今までは、札所会の先達委員会が取り仕切ってきたのだが、今回から云わば分会が交替で取り仕切ることになったとのこと。今回は1組、つまり1番から4番札所の担当と云うことらしい。札所会の会長も、1番から13番石山寺の鷲尾貫主に交替だ。開会のご法楽は2番紀三井寺の前田孝道貫主のご先導。和尚は、電通時代に何度もご縁を頂いていたので、杖を頼りにされている姿に時の流れをしみじみと感じさせられた。開会のご挨拶は、前会長の1番青岸渡寺のご住職。いつもご法話を頂いている。講演は、大阪大谷大学非常勤講師の吉原忠雄氏、美術史の専攻で大阪の仏像などの専門家だ。講演は、西国札所の内、大阪の4ヶ寺の本尊についてのお話だ。仏像の「材料、技法、美意識にも歴史あり」という言葉に妙に納得。4番施福寺、5番葛井寺、22番総持寺、23番勝尾寺の仏像について映像を駆使して、その素晴らしさを解説いただいた。仏像を美術品として調査、分析されている方なので、その視点が和尚には新鮮だった。後は、いつもの特任大先達への昇補状授与と記念品の福引。相変わらず和尚を含め、仲間には素通りだ。今回からの新機軸の一つが担当の1組の住職の一口法話、4番施福寺のご住職の法話だ。「妙法蓮華」慈悲の道は華の道という、観音様が持つ蓮華にまつわるお話だった。閉式後は、新阪急ホテルの豪華なお弁当を頂いて解散。久しぶりに顔を合わせた先達仲間と別れがたく、近くの関西文化サロンに誘って夕刻まで歓談。楽しい一時だった。平野の信貴山千手院大阪分院に戻ると、素晴らしい中秋の名月が迎えてくれました。合掌

 中秋の 月が微笑む 帰り道

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