2014年7月24日木曜日

西国1回 1番 青岸渡寺  生駒発

平成26年7月23日

改修なった那智の瀧
1年で、暑さが最も厳しくなるという二十四節気の「大暑」の日である。40名のお客様と青岸渡寺へ向かう。遠距離とあって帝産バスのドライバーも二人体制だ。8時20分に生駒を出発し、紀の川SAにて休憩後、南高梅の中田食品に立ち寄る。お客様は、工場見学の後、梅酒の試飲や梅干の試食が待っている。和尚が係の女性に、従来の売店の建物は何に使っているのかと聞くと、「ギャラりーになっています。自由にご覧下さい。」と言う。それらしい表示にも気がついていなかったので、驚いて見学させていただいた。平山郁夫画伯の熊野古道のシリーズ画を初めてする日本画や焼き物など見事なコレクションだ。7月に展示替えをしたばかりという。それまでは、梅を主題に展示構成されていたらしい。試食や試飲に加え、また楽しみが増えた。次回からはお客様にもお伝えする。
お弁当をいただきながら、2時間走ってようやく那智山の麓の「かまぼこセンター」到着。線香・蝋燭を配る。5分程で、那智の滝(飛瀧神社)。130段の石段を下り、記念撮影。133mの大瀑布を下から見上げる。滝壺付近の修復もようやく終了したと見えて、クレーンなどの工事車両の姿も無い。
熊野観光センターにバスを停め、465段の山道に挑戦だ。お杖を借りるように勧め、ゆっくりと登り始める。寺と那智大社との分岐点で、集合し寺から大社を巡るルート等説明する。山門からの急な石段を登りきると本堂。手洗い水は、那智の滝の水で美味しい。汗を拭いながら本堂に全員が揃うのを待つ。札所会会長のご住職がいらっしゃったのでご挨拶し、法話をお願いする。勤行後法話をいただき、打ち止めは15時丁度。45分後の集合を告げて解散、自由に散策していただく。
参道を降りて、気がついたのだが、参道入口にある「蓬莱閣」が店仕舞いしているではないか。きけば、昨年の暮れに閉店したとか。三々五々、戻って来たお客様は皆さん、「黒飴ソフト」(300円)を所望。バスの中で、那智山名物と奨めておいたのだ。後はひたすら帰るのみ、早目に夕べのお勤めを済ませておいた。休憩ポイントの「近露」には、Aコープもありアルコールもたくさん売っている。晩酌を楽しむ男性陣のための配慮なのだ。比較的高速道路も空いていて、途中休憩したものの、生駒着21時頃。約13時間のバス旅行、お疲れ様でした。しかし、個人でお参りしようとすれば、1泊2日の行程なので、やはり西国はバスがお勧めだ。合掌

青岸渡寺にて   老僧の 法話嬉しや 夏の山

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