2014年5月15日木曜日

四国8回 38~43番 生駒発

平成26年5月13~14日

佛木寺の鐘楼
最も遠い足摺岬から伊予路へのコース、バスもドライバー2人体制だ。26名のお客様と8時20分定刻に生駒を出発した。昨日の西国でご一緒したお客様も同乗。ともかく走りに走っても、今日は39番延光寺しかお参りできない。道中、河内屋菊水丸の河内音頭で語る「弘法大師一代記」を楽しんでいただく。淡路、吉野川、四万十ゆういんぐと休憩して延光寺に16時前に到着した。大師堂がご開帳されている。ここでは、白衣の背中に「赤亀の御朱印」を押していただく方が列をなす。20番鶴林寺の「鶴」とセットにする訳だ。日がまだ高いので、四万十川の遊覧を楽しむ方が多い。基地となっている「アカメ館」を18時頃出発し、19時頃足摺岬着。お客様は「足摺サニーサイドホテル」と「海上館」に分宿となる。和尚たちスタッフは海上館泊り。
14日は7時45分出発。38番金剛福寺はすぐそばだ。山門前で記念写真に収まり、おまいり。綺麗に整備を終えた巨岩を配した池の佇まいが素晴らしい。五智如来の話をさせていただく。お参りの後は、展望台から足摺灯台にかけて「七不思議」をチェックしながら散策。椿のトンネルの若葉の香りにむせるようだ。30分ほどで岬のたもとの土佐清水港の黒潮市場へ。なんといっても「鮪のかぶと煮」が人気の的。和尚も「しらす」ともに購入。1時間半ほどで、41番観自在寺。平城天皇の遺髪塚もあるゆかりの寺、大師堂の周囲のお砂踏みを一列になって巡る。工事中だったトイレが完成している。さらに1時間で41番龍光寺、「三間のお稲荷さん」で知られている。門前の「風月庵」に声をかけ、お茶と試食をお願いしておまいり。お客様は、お饅頭や最中そして柑橘類と大忙し。42番佛木寺までは10分もかからない。本堂がご開扉されていて本尊大日如来を拝むことができた。30回は来ているが、初めてのこと。どっしりとして隆々とした感じを受け、予想外だった。また、鐘楼の檜皮葺きの屋根が新調されていて、初々しい。雨が降りだす中を43番明石寺へ。山門に掲げられている漢詩額「三宝鳥」について解説する。空海作の漢詩としては、最も有名なもので、正式はお題は「後夜聞仏法僧」という。詩吟の世界では人気の詩なのだ。打ち止めにつき、大師ご宝号は7辺唱える。15時打ち止め。帰路も3ヵ所で休憩しながらひた走る。車中で「いろは歌」の説明をしてCDを流し、歌を覚えていただく。85番八栗寺へのケーブルカーの中での大合唱が和尚の魂胆なのだ。吉野川HWOで腹ごしらえして、生駒着21時30分、遠路本当にご苦労様でした。合掌

 四万十川にて  四万十の 漁見る舟や 若葉風

 足摺岬にて   足摺や 若葉トンネル 鳥の声

 延光寺にて   鯉幟 赤亀招く 延光寺

 佛木寺にて   遍路笠 梅雨前線 近づきぬ


 

1 件のコメント:

  1. 海上館とお客様に配る般若心経の資料のコピー代でひと悶着。どのホテルでも1部10円なのだが、30円という。御接待価格でも20円というのだ。やむなく、サニーサイドホテルにお願いすることになった。

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