佛木寺の鐘楼 |
14日は7時45分出発。38番金剛福寺はすぐそばだ。山門前で記念写真に収まり、おまいり。綺麗に整備を終えた巨岩を配した池の佇まいが素晴らしい。五智如来の話をさせていただく。お参りの後は、展望台から足摺灯台にかけて「七不思議」をチェックしながら散策。椿のトンネルの若葉の香りにむせるようだ。30分ほどで岬のたもとの土佐清水港の黒潮市場へ。なんといっても「鮪のかぶと煮」が人気の的。和尚も「しらす」ともに購入。1時間半ほどで、41番観自在寺。平城天皇の遺髪塚もあるゆかりの寺、大師堂の周囲のお砂踏みを一列になって巡る。工事中だったトイレが完成している。さらに1時間で41番龍光寺、「三間のお稲荷さん」で知られている。門前の「風月庵」に声をかけ、お茶と試食をお願いしておまいり。お客様は、お饅頭や最中そして柑橘類と大忙し。42番佛木寺までは10分もかからない。本堂がご開扉されていて本尊大日如来を拝むことができた。30回は来ているが、初めてのこと。どっしりとして隆々とした感じを受け、予想外だった。また、鐘楼の檜皮葺きの屋根が新調されていて、初々しい。雨が降りだす中を43番明石寺へ。山門に掲げられている漢詩額「三宝鳥」について解説する。空海作の漢詩としては、最も有名なもので、正式はお題は「後夜聞仏法僧」という。詩吟の世界では人気の詩なのだ。打ち止めにつき、大師ご宝号は7辺唱える。15時打ち止め。帰路も3ヵ所で休憩しながらひた走る。車中で「いろは歌」の説明をしてCDを流し、歌を覚えていただく。85番八栗寺へのケーブルカーの中での大合唱が和尚の魂胆なのだ。吉野川HWOで腹ごしらえして、生駒着21時30分、遠路本当にご苦労様でした。合掌
四万十川にて 四万十の 漁見る舟や 若葉風
足摺岬にて 足摺や 若葉トンネル 鳥の声
延光寺にて 鯉幟 赤亀招く 延光寺
佛木寺にて 遍路笠 梅雨前線 近づきぬ
海上館とお客様に配る般若心経の資料のコピー代でひと悶着。どのホテルでも1部10円なのだが、30円という。御接待価格でも20円というのだ。やむなく、サニーサイドホテルにお願いすることになった。
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