2014年5月19日月曜日

西国8回 24~25+花山院 なんば発

平成26年5月19日

花山法皇ご廟所
播州清水寺、花山院、中山寺の札所2ヶ寺と番外を回るコース。梅田からなんばのコースだが、お客様は23名。かろうじてツアー成立というところか。従ってアシスタントはついていない。和尚は、なんば発8時30分で添乗開始。25番清水寺に9時45分到着。
山門前で聖域の入り方「右入左退」等をお話し、講堂へ向かう。行きは、なだらかな下りだ。講堂に上がり、勤行。ご本尊の十一面千手観音のご真言について解説する。びっくりしたのは、参道の山道で子狸に遭遇したこと。丸々と太った子狸がバスの前を走り、さらに並走する。皆さん、驚きの声。もう1台のバスが追いついてきた。奈良発のバスで、顔見知りのお客様ばかり。ご挨拶して、篠山の「お菓子の里丹波」に向かう。緑に囲まれた広い敷地に、いくつかの建物が配置され、そのメインが和菓子のゾーンだ。なんと大阪の「千鳥まんじゅう」の直営とか。丁度、お昼時となりお弁当タイム。12時過ぎに番外の花山院の麓に到着。
麓から山門まで900m(8丁)。急坂を歩いて約20分かかる難所だ。タクシーのオプションもあるが、人数割すると一人1010円とか。歩き組は10名。花山院は西国霊場中興の花山法皇のご廟所。寺名は菩提寺という。ご本尊は、薬師如来だが西国番外としての本尊は十一面観音ということになる。花山法皇殿には、中央に十一面観音、向かって右に花山法皇、左に弘法大師が祀られている。法皇殿に上がり込んで、歩き組の揃うのを待つ。お念珠の話をしてから、勤行。ご廟所や展望台など自由に散策していただく。展望台から有馬富士が良く見えるのだ。
山越えで、24番中山寺に向かう。ドライバーさんも初めてというルートだったが、添乗員が道案内、なんと40分ほどで着いてしまった。中山寺は安産、腹帯で名高い名刹。子供を抱いたお礼参りの方の多いこと。また、徳道上人が33個の法印を石棺に「隠し、それを花山法皇が取り出して霊場を中興したという寺でもある。その石棺は、仲哀天皇のお妃大仲津姫の墓と云われている。自由に参拝していただくことにして、和尚は本堂裏手の高台にある大師堂を詣で、件の石棺へ。大師堂前では、五重塔の再建工事が始まっていた。バスの駐車場に戻る時に気がついた。駅名が「中山観音駅」に変わっている。以前は「中山駅」だ。道路標識は、その変更に追いついていないので、よくわかるのだ。打ち止めは、15時前。梅田経由なんばでも16時到着。スムースな一日でした。合掌

 花山院にて  若葉ばれ 尼寺(にいじ)の里や 花山院

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