2012年7月4日水曜日

四国7回 38~43番 堺発

平成24年7月2~4日

和尚は堺から合流、お客様は31名、もう1台泉南から出ている。8時前に堺を出発し、3回休憩してやっと39番延光寺にたどり着くという、お四国で最も遠いコースだ。延光寺に着いたのが15時過ぎだから、その遠さが分かるというもの。このコースには、日本有数の清流・四万十川の川下りのオプションがついている。幸いお天気で上々のタイミング。38番金剛福寺の参拝は時間切れだが、日も永いので岬の散策と記念撮影は、夕方に済ませることにした。お客様も大賛成だ。30分ほど掛けて岬を廻る。もう蝉しぐれがすごい。それにウグイスの声が重なる。四国最南端の景色を堪能してホテル入り、定宿のサニーサイドホテルだ。断崖にへばりつている構造なので、部屋からの景色が素晴らしい。夕食時には、鳴子踊りが披露され、飛び入りで参加するお客様も。
4日は、金剛峯寺のお参りから。大師堂横の五智如来像や五輪塔等の説明をする。本堂に廻りお参り後は、側面から裏手に祀られている五智如来、十三佛などの仏像群を拝観する。足摺岬を打ち戻ると、土佐清水港だ。黒潮市場でお弁当を積み込むのだが、ここの名物は「鮪のかぶと煮」。「試食もあるからお試しを」と話しておいたが、一人で4~5箱抱えている人もあるほど好評だった。
40番観自在寺へのルートをドライバーさんは海岸線の国道321号線を選んだ。景色も良いし、信号がほとんどないので、快適なドライブだ。10時半過ぎ観自在寺着。平城天皇ゆかりの寺で、御髪塚もある。ここでは、薬子の乱の話をさせてもらうことにしている。本来の名物は、大師が掘られた六字名号の宝印で刷った手ぬぐいだ。病気平癒に霊験ありで枕の下に敷くのが良いという。大師堂の周囲がお四国のお砂踏みとなっており、皆で一周する。
41番龍光寺までに間に昼食を摂り、参道を登る。下りは、風月庵でお茶をいただきながら、お饅頭の品定め。新発見は最中の美味しかったこと。あっさり味で、お裾分けの添乗員の声もgood!
42番佛木寺の新しい山門に圧倒される。43番明石寺へのルートが、延長された高速道路を使うと15分そこそこで行ける。いままでは山道を曲がりくねって行っていたのを思うとびっくりだ。本堂がシートに囲まれ補修中。打ち止めなので、大師宝号を多目に唱える。雨の心配をした一日だったが、バス車中では窓に雨は打ちつけたが、お参りになると雨は上がり、傘の必要もなかった。日頃の行いのお陰と、皆で自画自賛。車中でのテルテル坊主の歌が良かったとの声も。明るく、楽しい旅でした。合掌

延光寺にて  赤亀の 朱印背に押す 夏遍路

足摺岬にて  足摺の 岬巡りや 夏夕陽

岬巡りにて  早ばやと 蝉しぐれか 岬道

金剛福寺にて 朝一番 補陀洛東門 夏遍路

(写真は、明石寺の夫婦杉)



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