なんば発8時20分、42名のお客様と出発。この4回目というのは、今までの3回が日帰りであったので、この回より1泊2日となる。お客様も少し緊張する回かもしれない。淡路SAで休憩後、17番井戸寺に11時に到着。全国的にも珍しい七佛薬師がご本尊で、大師の面影の井戸でも名高い。山門も蜂須賀公の大谷別邸のご門を移築したとあって豪壮なものだ。本堂で堂守のおば様にご挨拶してお勤め。お会いするのも久しぶりだ。20番鶴林寺に向かう道中でお弁当を摂っていただく。いつもは、通称みかん山を登っていくのだが、日本交通バスは迂回して走る。お参り後は、笈摺の背に鶴の朱印を押していただく。39番延光寺の亀の朱印とセットにするのがお勧め。21番太龍寺へは川越、山越のロープウエイで10分、毎時0分、20分、40分に発車する。ギリギリ12時40分発に間に合った。下りは、15時40分発と伝える。本堂は昨年の台風で巨木が折れて本堂を直撃、未だ工事中で仮本堂でおまいり。大師堂は、高野山の奥の院と同じ配置で「西の高野」といわれる由縁だ。鶴林寺の三重塔の屋根が遠くに確認できる。良く手入れの行き届いた境内に紫陽花が満開だ。下界とは気温が違うのを実感できる。なんとかもう一ヶ寺行けそうと、23番平等寺を目指す。16時20分頃に着けそうなので、大師堂で蝋燭、線香を供養してから本堂に上がるようにお伝えした。16時半を過ぎると、安全のため火の気は自粛する「運心」でお願いすることになるからだ。本堂では、「びんずるさん」の話や「遍路は春の季語」の話で盛り上がった。打ち止めは17時丁度。お宿は眉山の麓、「偕楽園」、夜の「阿波踊り会館ツアー」に参加したお客様も半数ほどいらっしゃったようだ。
大龍寺の紫陽花 |
太龍寺にて 山高く 紫陽花残る 太龍寺
平等寺にて びんずるを 撫でて祈るや 夏遍路
薬王寺にて 厄坂に 1円並ぶ 夏遍路
薬王寺にて 厄臼に 年数突くや 夏遍路
河童忌に 我が生まれし 奇縁かな
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