2011年11月17日木曜日

秀寛和尚と行く「土佐の国 一国巡り」





平成23年11月14~16日

恒例の和尚と行く一国巡りも6回目で、今秋は「土佐の国」24番最御崎寺から37番岩本寺までの14ヶ寺。38番延光寺と39番金剛福寺は、次回に繰越だ。今回のメンバーは、13名、和尚と添乗員とで15名だから小型のバスで、丁度良い。14日8時新大阪、8時30分難波とまわり、まずは淡路島SAへ、阪急トラピックスの2回目、11回目のバスと遭遇、顔なじみの面々と挨拶を交わす。24番最御崎寺への経路を徳島道~高知道とするか国道を走るか相談したが、どちらが早いか判らないというので、ドライバーさんの感にまかせ、地道を選ぶ。日和佐・道の駅でお昼休憩、バスを停めてのんびりとお弁当をいただく。大師の修行の地「御蔵洞」に14時前到着、想定より早く着けた。御蔵洞の中から空と海を眺め、空海を偲ぶ。最御崎寺から25番津照寺とまわり26番金剛頂寺へ。「はらみたや」でアイスクリンをほおばり、鳴門金時の焼き芋のご接待も。和尚は、掛軸台とお軸を入れて持ち運ぶ袋を発注、来週の第5回の添乗までに仕上げてもらうことに。お参りの最後に「いろは歌」を合唱して宿坊へ。夕食まで時間がゆったりとあるので、「秀寛’sバー」を店開きする。なにしろメンバーが持参したものを集めると、焼酎3本、梅酒2本、手づくりの漬物が2瓶、おつまみがサラミソーセージ、するめ等など。氷とお湯を用意して、まず一献だ。宿坊の料理とは思えないほど豪勢な夕食に堪能し、「秀寛’sバー」で二次会。

  御蔵洞にて   秋の空 海と重なる 御蔵洞

15日6時より護摩堂にて朝勤行。ご住職が東京の宗務所に出張中とかで、導師は副住職の息子さん。法話もあって、すぐ朝食、丁度日の出のタイミングで急遽朝日の撮影会だ。7時半出発、全員に「海洋深層水・マリンゴールド」のご接待。27番高峯寺へは、2台のマイクロに乗り換えて登る。名水100選の「高峯の水」をペットボトルに汲み、和尚は加持水とするつもりだ。28番大日寺では、奥の院「爪彫り薬師」も詣でる。29番国分寺は、「土佐の苔寺」とも云われるが、何時来ても良く手入れが行き届いている。門前の店では、網代笠を買う者、竹の杖を買う者と結構盛り上がってしまった。30番善楽寺を打って、市内の「濱長」で昼食。舞舞台を取り巻くように部屋が配置されていて、聞けばお抱えの芸妓もいるとか。31番竹林寺は、和尚の大好きなお寺のひとつ。五重塔、一言地蔵と案内して32番襌師峯寺へ。上り参道横に立つ十一面観音像の後頭部にある「大哄笑面」を良く見るように説明する。通常は、十一面観音の後頭部など拝見することはないからだ。33番雪渓寺で打ち止め、「いろは歌」で16時40分。お宿の三陽荘に向かう。夫婦2組以外は、
安荘(やすらぎそう)に部屋割りしてくれていた。名前は知っていたが、泊まるのは始めて。台所も付いた二間続きの豪華な空間だ。露天風呂に飛び込み、一息ついてから夕食。相変わらずの豪華版だ。「秀寛’sバー」もゆったりと心行くまで語り合う場となった。

  金剛頂寺にて  護摩堂の 朝勤行や 秋日の出

16日7時30分三陽荘のマイクロバスで、35番青龍寺まで送迎。元横綱朝青龍関が、明徳義塾高校時代のトレーニング場だったという本堂までの石段を息を弾ませながら登る。本日の一番乗りだ。帰りはスロープで下り、恵果堂にお参り。お四国で、恵果和上のお堂があるのは青龍寺のみだ。34番種間寺の子安観音像の周囲には、安産御礼の底を抜いた柄杓が奉納されている。年齢を見ると高齢出産が多い。40歳を超えた方もちらほら。36番清滝寺へも、マイクロバス利用だが、何度も切返しを強いられる細くて急な道だ。本堂前に立つ薬師如来の台座が、戒壇巡りになっている。漆黒の闇を体験してもらう訳だが、キャーキャーワアワアと大騒ぎだ。1時間ほど走り37番岩本寺へ。本堂の格天井に嵌めこまれた絵が575枚、マリリンモンローから子猫までバラエティに富んでいる。本尊は、五体いらっしゃるので、本尊真言も五体分唱える。12時に打ち止めし、「此処や」の手造りアイスクリームを賞味する。和尚は「生姜+いちご」味を選択。お昼は、ユーイング四万十で「うどん定食」。ビールで乾杯、うどんでお腹一杯になり、ちらし寿司は、お持ち帰りさせていただいた。帰路は車中で、一杯やりながら、ワイワイと大賑わい。19時頃、難波着。来年春の「伊予の一国巡り」は、4月16~18日に決定。15日夜のフェリーで東予港に向かう。希望の方はご一報を。合掌

  土佐路にて   朝陽あび そよぐススキや 土佐の道

(写真は、金剛頂寺での朝陽と御蔵洞から空と海を望む)

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