2011年11月24日木曜日

四国11回 66~78番


平成23年11月22~23日

この回は、和尚のふるさとコースだ。弘法大師のご誕生地75番善通寺を含む讃岐の西半分13ヶ寺を廻ることになる。難波を8時半に出発、お客様は41名と満席状態。山陽道~瀬戸大橋を経て善通寺に向かう。まずは「いろは会館」で昼食、うどん定食なのだが、中身が大分良くなっている。ちらしずし、精進揚げ、小鉢2、ぜりーのデザート付きだ。御影堂からお参り、お堂に勤務している高野山の道場仲間・栗峯師が勧めてくれたので、外陣に上がらせてもらってお勤めさせていただいた。広い境内を東院へ、金堂前でお勤めの後はしばし自由行動に。ご本尊近くで拝観や五重塔、大師が幼少の頃から在るという御神木を撮影するなど楽しんでいただいた。ついで71番弥谷寺へ。死霊が還る寺とされるが、大師の7歳の頃の学問所でもある。山の中腹に寺があるため、タクシーのオプションがあるが、それでも大師堂まで108段、さらに本堂まで170段の石段を登らなければならない。歩き組は17名、歩き組には「俳句茶屋」で一休みという特典がある。夏はトコロテン、今なら草餅だ。お茶のご接待を受けながら一息入れる。大師が身を投げたという「捨身ヶ嶽」が奥の院という73番出釈迦寺から72番曼荼羅寺までは歩き遍路、西行法師のお昼寝石を見て、これなら横になれると納得する方も。時間を気にしながら74番甲山寺へ。火の気を自粛し、「運心」でお願いした。打ち止めは16時45分、金毘羅さんの麓の「にしきや」に立ち寄りお買いもの。オリジナルの「しょうゆ豆」が評判だ。宿のアパホテル高松空港18時15分着。
2日目は7時30分出発。66番雲辺寺へ向かうのに、高速利用の方法もあるが、ドライバーさんの判断で地道を走る。大変スムースで、8時40分のロープウエイに乗車できた。上天気で、景色が素晴らしい。大師堂への石段の前に山門が新築されていた。本堂も近年の新築なので、新築ラッシュだ。67番大興寺への道路が工事中とかで、遍路道を走り駐車場へ。大師御手植えというカヤと楠の大木が石段の右手にある。本堂前の「三鈷の松葉」を戴く方も多かった。同じ境内に68番神恵院と69番観音寺がある七宝山は、納経所は一つであるが、お参りする方はそれぞれ本堂と大師堂を巡る。70番本山寺まで参り、昼食だ。本山寺の本堂は国宝、五重塔もスリムでスタイルが良い。智証大師円珍(弘法大師の甥)のご誕生地76番金倉寺の「乃木大将妻がえしの松」に女性軍は興味を惹かれた様子。77番道隆寺は、眼の薬師として名高い。前日に、納め札に歳の数だけ「め」を書いて「潜徳院殿堂」に納めることをお薦めしておいた。門前の「サンエイ」でお茶のご接待、和尚の「ようおまいり」が良く売れて、追加注文をいただいた。有難し。打ち止めは「宇多津の厄除け大師」78番郷照寺、門前の「地蔵餅」には白餅4個だけ残っていたとか、いつ行っても売り切れ状態のお店だ。ご宝号を7遍唱えて打ち止めは15時。三木SAで休憩して梅田から難波へ。19時着。合掌

  雲辺寺にて   ミカン山 登りて目指す 雲辺寺

  ロープウエイにて 紅葉と 瀬戸海眼下 雲辺寺

  出釈迦寺にて  人無くも 売られる蜜柑 遍路道

(写真は、雲辺寺の新山門)

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