2011年6月9日木曜日

四国12回 79~88番+1番 西大寺発


平成23年6月6~7日

梅雨の晴れ間の一日、2日目は曇のち雨の予報。奈良方面からは2台で、和尚は1号車、お客様は30名。2号車は17名という。結願の旅とあって、お客様も和尚と同行経験者がほとんどだ。三木SAで休憩後、坂出IC近くの「さぬき麺業宇多津店」で昼食。和尚は「釜揚げ」を所望。梅田からの2台の動きを考え、五色台から打ち始めることにする。崇徳上皇ゆかりの81番白峯寺、82番根香寺とまわって79番天皇寺、80番国分寺、83番一宮寺が初日のコースだ。これが功を奏し、16時40分には打ち上げることができた。お宿は、庵治観光ホテル、海辺のレトロなホテルで和尚のお気に入りだ。さぬき市の櫻谷先達が、「いろは歌」のテープとCDを届けてくれた。このところ「いろは歌」のペーパーを配っているのだが、和尚の歌唱より八栗ケーブルで流れるBGMのテープがないかと依頼していたものだ。夕食時にお客様に聞いていただいた。

        梅雨に来て 晴れの一日 遍路旅

 根香寺にて  牛鬼の 躍る山門 梅雨の寺

2日目は、85番八栗寺から。上りのケーブルのBGMは「いろは歌」だ。女声、男声、混声と3回聞くと到着する。「八栗の聖天さん」としても有名な寺だ。86番志度寺は目下境内の改修工事中、「海女の石塔」に案内する。87番長尾寺には、「静御前の剃髪塚」がある。母親の磯の襌尼の故郷が讃岐なのだ。84番屋島寺に戻る。昼食会場が山門近くの為だ。いよいよ、結願の寺・88番大窪寺、本堂でお勤めし、「結願の証」の希望者には、書かれたお名前が正しいかを確認してもらう。大師堂で、声を張り上げ打ち止め。「飛猿閣」でお茶をいただきながらのお買い物。記念写真も出来上がっている。和尚の持論は、1番と88番の写真だけは買うべしなのだ。お参り前と結願の時では、お顔が見事に違う。それを、自分で確認してもらいたいからなのだ。笑顔、笑顔で1番霊山寺に向かう。本堂で法話、感激で涙するお客様も。納経所に、和尚の「よう、おまいり」が積んである。予想もしていなかったので、びっくりした。「今日を出したところなのに3冊も売れた」と、係りの方もびっくりしている。「和顔施」と書かせていただいた。何とか雨にも降られず、幸運な一日。帰路もスムースで19時頃には西大寺到着。お疲れ様でした。結願おめでとうございます。合掌 

 八栗寺にて  梅雨空に 「いろは歌」かな 五剣山

 大窪寺にて  紫陽花や 笑顔笑顔の 大窪寺

(写真は、日本で3例しかない仕様の天皇寺(白峰宮)の鳥居)

2 件のコメント:

  1. 庵治観光ホテルは、小ぶりのホテルだが、露天風呂が素晴らしい。早く着いたので、海辺を散策された方もいたようだ。4台のバスの内、和尚のバスのみがこのホテル。これもラッキーでした。今回の回り方は、始めてだったが意外とスムースでした。

    返信削除
  2. 写真の鳥居は、三輪鳥居といい、通常の明神鳥居の左右に脇鳥居を組み合わせた珍しいもの。全国でも奈良・大神神社など3例とか。

    返信削除