2011年4月6日水曜日

四国4回 17番~23番 五位堂発



平成23年4月4~5日

地元五位堂から添乗、お客様は39名。大和八木から大和高田を経由しているので、五位堂を出るとすぐに香芝SAでトイレ休憩。お天気は快晴、雲ひとつない。阿波の国の最終コースで、初のお泊りとなる。遍路ころがしと言われるお山が二つあるので、初日に済ませておくことにした。17番井戸寺から打ち始める。本堂で7仏薬師を拝み、日限り大師の面影の井戸に顔を映すのが、コースだ。お弁当をいただきながら、ミカン山を登って20番鶴林寺に向かう。狭い山道にお客さんの方が緊張気味、おまいりの後は、白衣に鶴の朱印をいただく。39番延光寺の亀の朱印と左右に並べていただくのが良いと、お薦めしているのだ。次いで、大師修行のお山、「西の高野」と云われる21番太龍寺を目指す。ロープウエイで川を越え、尾根を二つ越える。天気が良いので、鶴林寺の三重塔がはるかに確認できる。大師堂が高野山奥の院の配置を模しているのも、「西の高野」といわれる由緒の一つかも。16時を廻ったので、打ち止めとしてホテルへ。夜のオプション「阿波踊り会館」はぜひにと、おすすめ。

  井戸寺にて   七薬師 声高らかに 遍路笠

  鶴林寺にて   ミカン山 あえぎつ登る 遍路バス

  太龍寺にて   山つぼみ ふもと満開 櫻かな

5日は、6時起床、40分より朝食バイキング。8時出発、今日も快晴、雲一つない。18番恩山寺から打ちはじめ、この寺のふもとに源義経が上陸して屋島に進軍したのだ。(上陸の地の石碑がある)迎えてくれる大師像の後ろの桜が満開近く、朝日も背後から差し、まるで後光のようだ。19番立江寺本堂のお参りは、声が反響しうっとりするような勤行となる。大師堂横の黒髪堂に祀られた「お京さん」の少し茶色かかった黒髪を恐る恐るながめる。亭主殺しの天罰を受けた証なので、少し気味が悪いようだ。22番平等寺では、「白水の霊水」を汲むお客さんや門前の文旦を買う客さんなど少しゆっくりして、23番薬王寺に。お昼近くになったので、まずは、薬師会館の松屋で昼食。女厄坂、男厄坂を登って本堂へ。桜がほぼ満開で、花見に来た感じ。打ち上げて、還暦厄坂を登って瑜祇塔の五智如来に会いに行く。解説をして光明真言を唱和し、展望台より日和佐の景色を堪能する。帰路休憩の「阿波の里」、またもや「唐辛子味噌」が売り切れに。21時前に五位堂着。和気あいあいと楽しい旅でした。合掌

  恩山寺にて   櫻背に 朝陽耀く 大師像

  薬王寺にて   満開の 櫻眼下に 五智如来

(写真は、櫻に浮かぶ薬王寺の瑜祇塔と恩山寺の大師像)

1 件のコメント:

  1. 二日間とも雲ひとつない上天気。花見ツアーのようなバス遍路で、最高でした。阿波踊り会館で、入賞されたかたも数名いらして、楽しまれた様子。和尚と一緒だったいうかたも10人近く。本当に楽しい旅でした。

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