2016年4月2日土曜日

讃岐一国巡り ③

30日

根香寺の五大明王堂
5時半に起床、6時からのお朝事に御影堂へ。外陣は、お遍路さんで一杯だ。顔見知りの執事に内陣へと導かれ法要に参加することに。管長猊下の法話に引き続き、理趣経法要を勤め、全員で般若心経を唱える。御大師様に焼香し、戒壇巡りへ。左手を壁に添え、ご法号を唱えながら歩む。中ほどに、仏間があり現代科学で復元したという弘法大師の音声で法話がある。その後食堂に導かれ朝食。それぞれのグループが、それぞれの食事作法。心経を唱えるグループもある。食後、親鸞堂に案内する。親鸞自刻の像が安置されていて、中に入ることができる。西院から東院に向かう途中に「堅パン」がある。すでに開店で、善通寺名物のご紹介だ。金堂に入りお勤め、堂々たるお薬師は見事だ。五重塔裏の法然上人逆修塔に案内して、南大門前の「コトブキ」でモーニングコーヒー。車を回してもらって、いよいよ出発だ。
まずは、五色台へ向かう。山中に2ケ寺、いずれも和尚の好きな札所だ。まずは、81番白峰寺。干支の守り本尊がそろっていて、崇徳上皇のご陵もある。そろぞれ自分の干支のご本尊を探す。和尚は、戌歳で阿弥陀如来。お堂は、本堂の左手にある。82番根香寺は、香木が川に流れ、良い香りを発したという故事から「香川」の語源という。四季折々の境内は素晴らしく、間もなくカメラを抱えた来訪者で満るはずだ。本堂、大師堂、五大明王堂、役行者像と廻る。勿論、山門前の「牛鬼」は、お参りの前に説明している。五色台を下り、83番一宮寺へ。ここの目玉は、地獄の釜音を聞くこと。そして和尚的には、護摩堂の見事な不動明王だ。マルナカ屋島店で、お弁当をpick upしようとしたが、「イオンカードはお持ちですか?」との問い、何と今日は、5%引きデーという。運よく和尚は、届いたばかりの新カードを財布に入れていたのだ。84番屋島寺に登ると、バスが数台駐車。覚悟して納経所に行くと、阪急の面々。個人納経ということで、割り込ませてもらった。当然、先達もお仲間でご挨拶。85番八栗寺へは、ケーブルで登る。BGMは、「いろは歌」だ。この2日間、打ち止めの時に皆で歌ってきたので、車内でも口ずさむ。大師堂から本堂へとお勤め。ようやく「結願の町」で売り出す「さぬき市」、平成の合併で、なんと86、87、88番が同じ市内となったのだ。88番志度寺の門前に善通寺樫原管長の自坊がある。平賀源内の墓所だ。お参りの後、五重塔から海女の墓と案内する。87番長尾寺は、静御前の剃髪寺。大鏡餅を抱えて、どのくらい歩けるかという力餅競技でも有名だ。88番大窪寺に電話を入れ、状況を説明、「17時半ごろになるかな」と言いつつ待ってくれるという。信号もなく、ドライバーさんの頑張りで、17時前にたどり着いた。「結願の証」を頼む方もいて、拍手だ。無事、廻り終えて帰路に。淡路HWOで腹ごしらえをして、大阪駅21時、難波21時15分着。お疲れ様でした。次回、阿波の国巡りは、10月24~26日の2泊3日で意見一致。合掌

 志度寺にて  海女の墓 老女手向ける 春の花

 大窪寺にて  結願の 証をスマホに 遍路客

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