2016年4月13日水曜日

四国7回 38~43番 生駒発

平成28年4月11~12日

金剛福寺境内
四国最南端・足摺岬から愛媛に掛けての6ヶ寺巡り。ともかく走れ走れのコースで、添乗員曰く「お尻の修行です」と。生駒を8時20分出発、お客様は41名。3分の1のお客様は、和尚と一緒だったことがある方で、心安まるお参りだ。2度の休憩後、高速道路とお別れし、「ゆういんぐ四万十」へ。ここは、品揃えが豊富で、お薦めが一杯ある。ミレーのビスケット、宗田鰹醤油、ダバラ火振り(栗焼酎)、仁井田米のおにぎりetc.和尚も詩吟の生徒さんの為に、ミレーの生姜味を買い込む。39番延光寺に15時半やっと到着。やれやれだ。本堂、大師堂、目洗いの井戸と案内し、希望者は道中着に海亀のご朱印だ。20番の鶴とセットになる。樹齢500年超のイブキも案内して足摺岬を目指す。門前の家には、はや鯉幟。しかも武者幟と名入り旗が二本づつ。幼子を抱いた祖母らしき方が「男の子二人で、この子が次男坊」という。確かに武者幟の1本は、真新しい。
延光寺のイブキ
足摺岬は、工事中のトンネルが開通して土佐清水港から15分で行けるようになったというが、添乗員もドライバーさんも、どのルートか御存じでない。山越えではないので、東海岸廻りで、走ってみたが、いつも通りだ。(翌日、黒潮市場で聞くと、西廻りだった)17時15分頃に山門前に到着、お参りは明日だが、岬巡りに案内する。展望台、椿のトンネル、七不思議、亀呼場、足摺灯台、田宮虎彦文学碑、等々。初めての景観に、皆さん感動だ。
お宿は、分宿。いつもの足摺サニーサイドホテルと足摺パシフィックホテルだ。和尚はサニーサイドで添乗員はパシッフィク。久しぶりのサニーサイドだが、エレベーターも入れ替わり、食事もグレードアップした感じ。露天風呂は朧月だ。
12日 7時30分にサニーサイド出発、パシフィックに寄って38番金剛福寺へはあっという間だ。朝の勤行をする間もないので、せめてと「心経のご真言」「光明真言」「ご宝号」を各々3回唱えることに。
山門前で、記念撮影。外人旅行者が珍しいのか、写真屋さんと並んでシャッターを押している。皆大笑いだ。この寺は、やはり朝1番のお参りが似合っている。美しく整備され、見どころも多い。岬の根元にある土佐清水港の黒潮市場で一休み。「鮪のかぶと煮」(980円)がオリジナルで人気NO1。和尚の定番土産でもある。40番観自在寺までも、結構距離があり、到着は昼前になる。平城天皇、嵯峨天皇ゆかりの寺であり、弘法大師の南無阿弥陀仏の版木もある。大師堂の廻りは、お四国のお砂踏み道場ともなっている。お参りを終えて、お弁当タイム、41番龍光寺へ向かう。本堂手前の饅頭屋さんに、声を掛け試食とお茶をお願いしてからお参り。和尚のいつものパターンだ。お客様は、御饅頭と共に、近くの柑橘類にも群がる。42番佛木寺までは、すぐだ。道路脇に、地元の三間高校生が丹精込めたチューリップの花壇が見事だ。壮大な山門をくぐり境内へ。先客の団体がいる。時間差でお勤めし、43番明石寺へ。かっては山越え、峠越えで時間がかかったが、高速道路の延伸でスムースだ。いつもは時間のかかることで有名な納経所も、ご住職が加わったとかで、早く済み15時過ぎには打ち止めできた。しかし、これからが遠い。淡路SAで、明石大橋のレインボーブリッジを見ると云う事は、既に20時ということだ。結局、生駒着21時30分。西大寺からJR奈良へ向かうお客様、お気をつけてお帰り下さい。明日の天気は下り坂とか、二日間良いお参りでした。合掌
 延光寺にて  鯉幟 祖母に抱かれし 幼子や

 足摺岬にて  足摺の 露天風呂や 月朧

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