2015年11月26日木曜日

別格二十霊場巡り2回目 1~4番+17・19・20番

平成27年11月23~24日

神野寺・まんのう池を見下ろす大師像
なんばに7時半集合。目覚ましの電池が切れて、朝寝坊。慌てて飛び出し、間に合うかと心配したが、祝日とあって高速はガラガラでセーフ。淡路SAで朝食を摂り、一息入れる。1番大山寺へ向かう。進入路を間違え迷っていると犬を散歩中の若者二人に出会い、道を尋ねて狭い山道を上る。たどり着くと駐車場は満杯状態、境内に入ると「柴燈護摩」の設営。本堂からは、理趣経と唱える声が聞こえる。法要の真っ最中だ。多くの人が参加。この寺も源義経の戦勝祈願の寺、屋島での勝利の後、「三宝荒神像」「初音の鼓」「愛馬・薄雪」を寄進と伝わる。ご本尊は千手観音。下りは、次々と上ってくる車との摺れ違いに難儀させられた。2番童学寺に向かう途中で昼食をと思っていると「手打ちそば」の幟を見つけ、入店。「カレー南蛮」を注文、20分分ほど待たされたが、細身のそばは美味しく、カレーの味も素晴らしい。店の名前は「ひかり」、お箸の袋に「一寸先は光」と書いてある。なるほどと納得、その箸も、竹の割りばしで使いやすく、御持ち帰り。再来必死だ。童学寺のご本尊は薬師如来。弘法大師が幼少の頃、学問修行に励んだ寺であるところからの寺名とか。「いろは大師」の像があり、当山で「いろは四十八文字」を考案したと伝わり、硯の水を求めたと云う「大師の加持水」が残る。大師堂の周辺には、「四国八十八ヶ所」「西国三十三所」「別格二十霊場」のご本尊が並び、お砂踏み道場となっている。3番慈眼寺の駐車場に着くと、阪急のバスが停まっている。顔なじみの添乗員に聞くと6日間で二十霊場を廻り東寺にお礼参りに行くツアーとか。大師堂に上がり、お勤め。「穴禅定」近くにある本堂まで、足を滑らしながら上りると頭から湯気が立つ。ご本尊は、十一面観音。お勤めを終えると、先着のご夫婦の奥様が声を掛けてきた。西大寺から和尚のバスに二度ほど一緒で、それから病みつきとなり5周の四国、そして別格と云う。小雨に濡れた参道は、滑りやすく手すりを頼りにソロソロと降りる。お宿の4番鯖大師本坊は17時夕食、18時より護摩供と聞いている。カーナビをセットすると到着時刻は17時30分の表示。必死に走ること2時間、16時45分到着。ご住職先導の食事作法の後の食事は、味付けが素晴らしかった。「鰹のタタキ」「野菜の煮物」「精進揚げ」「茶碗蒸し」「酢の物」「枝豆」のメニュー、精進揚げの一つに柿があった。和尚は、初体験だが、これは超美味。宿泊客は、我々3人のみ、貸切だ。地下の通路を抜け、護摩堂へ。ご住職と役僧、そして我々だけの5人の護摩供。有り難いことです。朝のお勤めは5時50分から本堂で。瞑想法の指導を受け、般若心経の読経、そして書き下し文の心経を唱える。そして鯖大師の由来や法話などいただく。ご本尊は鯖を手に持つ弘法大師。世の中は狭いもの、信貴山千手院の田中猊下とご住職は、高野山大学の同級生で同じ山岳部という。朝食も、住職先導の食事作法。納経所でご朱印を戴き、20番大龍寺を目指す。しばらく走ると、携帯に電話、和尚が部屋に改良服(黒衣)を置き忘れているというのだ。急いで戻ると、駐車場にお世話を戴いた女性職員が待ち構えてくれていた。徳島道脇町ICから大滝山を上る。枯落葉の絨毯の山道をひたすら走る。ガソリンメーターが残り60km分と表示。ようやくたどり着き、お勤めを終えて、ご住職に高松方面への道を確認、ガソリンスタンドまでの距離を尋ねると15kmほどというので、ホッと一安心。17番神野寺はまんのう池の傍にある。打ち終えて12時過ぎ、善通寺一高の同級生の実家近くのラーメン屋を目指す。先日教えて貰った良いお店だ。ところが、御休み。月曜日定休なのだが、祝日営業で振り替え休業の模様。あきらめて、やはり同級生が経営するお店のひとつで遅めの昼食。今回の打ち止めは、19番香西寺、和尚の別格霊場の推薦寺でもある。広々とした本堂に上がりお勤め。外に出ると先達仲間が二人、読経の声で和尚と分かったという。やはり別格霊場を廻っている。大師堂では、一緒にお勤め。ご住職は、不在だったが、筆を持つお嬢さんに「よろしく」と伝言してお別れ。帰路の神戸線は、故障車と事故処理で、大渋滞。淡路島SAからなんばまで2時間かかってしまった。年末に、残りの寺をまわって結願の予定。合掌

 慈眼寺にて  慈眼寺や 別格霊場 秋時雨

 大龍寺にて  枯落葉 西照権現 大龍山

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