2015年5月17日日曜日

奈良フェニックス大学 お遍路の社会学

平成27年5月14日
講義風景

大和郡山城ホールにて開講されているシニア講座であるフェニックス大学において、今年も「お遍路の社会学」と題して1時間半ほど話をさせていただいた。この大学は、帝塚山大学村田教授が学長を努め、1年を通じて講座や実践活動、クラブ活動などを展開するユニークなもの。今年で3年目となる。村田教授とは、40年来の知人であるため協力させていただいている訳だ。ことしの受講生は80名ほど。
「お遍路の社会学」と題したのは、宗教的はことをお話しすると云うことはなく、お遍路を取り巻く雑学といったところなので、あえて社会学などと洒落ているつもりなのだ。
テーマは、多岐に及ぶが、お遍路の姿の意味するところ、遍路の語源、江戸時代の遍路、現在のお遍路事情、世界遺産への取り組み、いろは歌、般若心経アラカルトといった内容などだ。少し時間をオーバーしてしまった。和尚のお遍路本「ようおまいり」が21冊と良く売れて、署名に列ができた。「無財の七施 和顔施 沙門秀寛」と書かせていただくので、時間がかかる訳だ。
講義だけではなく「実践講座」として、秋に「1番から11番」までのバス遍路もセットしている。昨年は、実施当日の台風襲来で中止せざるを得なかったものだ。
将に、お遍路適齢期の受講生なので、実践講座も楽しみにしているところ。合掌

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