2015年5月20日水曜日

四国5回 24~30番 生駒発

平成27年5月18~19日

神峯の霊水を組む遍路
土佐・修行の国のスタート。生駒から奈良の皆さん39名と8時20分に出発、近畿道経由で淡路島に向かう。枚方・高槻から1台、川西・宝塚から1台出ており3台の動き方の調整が必要となる。基本は30番からの逆打ちなのだが、奈良組は29、28、30番と初日は廻ることになった。
吉野川HWOで昼食、食事作法のあと乗務員はうどんコーナーへ。和尚はキツネうどんにチラシずし、さらにおでんと、讃岐うどんの定番メニューを選択。産直コーナーで虎杖(いたどり)を見つけ、3束購入。最近調理法を伝授された家内のリクエストによるものだ。虎杖は、関西では「すかんぽ」というようだ。高知道の19のトンネルを抜けると土佐の国、29番大日寺に14時過ぎに到着。このお寺はこだわりがあり、本尊大日如来は金剛界なので、その御真言をと云う。その旨、説明し「オン バザラ ダトバン」と唱える。28番国分寺は、土佐の苔寺とも云われる美しい寺。大師堂の左手に「断酒地蔵」が祀られている。説明はするも、誰も行かない。30番善楽寺では、大師堂の錀で、その打ち方を説明する。16時過ぎに打ち止めて、御宿の「南水」に。坂本龍馬の屋敷跡に建てられた御宿とあって館内は龍馬づくしだ。スタッフは近くの「オリエントホテル高知」泊だが、食事は御客様と一緒だ。お品書きがテーブルに置いてある。お手先「そうめん・豚肉と鶏つくねの陶板焼・鰹のたたき・食事(鰹の釜飯・吸物・香の物・水物<オレンジ・パイナップル>)」皿鉢料理「盛り合わせ<海老の旨煮・稚鮎甘露煮・昆布巻き・バイ貝の旨煮・鰆のマリネ・鰤子の含め煮・袱紗焼き・土佐の田舎寿司(茗荷)・刺身(黄肌鮪 ビンチョウ鮪)>」。超満腹だ。
19日 食事作法をしての朝食、出発は7時30分。残り2台の宿は郊外にあるので、今日は奈良組が先頭を走る。まずは27番神峯寺、空のペットボトルを用意するように伝えてあったので、霊水に行列ができる。26番金剛頂寺の本堂は、薬師如来を本尊とする本堂としては理想的はものと和尚は思っている。いつものように、日光・月光両菩薩になぞらえて夫婦の話をする。27番津照寺の石段は108段と和尚の本にも書いてあるが、数えると123段+3段だった。24番最御崎寺の大師堂の横には「一畑薬師」を勧請している。眼のお薬師さまだ。「め」を歳の数ほど納め札に書くようにと話しておいた。あわてんぼさんは、本堂の納め札箱に入れてしまったと反省しきり。お参りの後、室戸灯台に案内、展望位置より下にあるので、景観的には、珍しい。打ち止めは13時40分頃、弘法大師の修行の跡とされる「御蔵洞」をちらっと見学して帰路に。地元の学者の見解では、平安時代は海面すれすれで、とても修行の場ではあり得ないとのこと。行当岬の「不動巌」がそうではないかと云われている。日和佐、淡路南、淡路HWOと休憩して帰路に付くのだが、道中はお客様の持ってこられた「空海」のDVAを観賞しながら。生駒着19時35分過ぎ。雨の模様の予報だったが、お参り最中は、傘もいらず、良いお参りとなりました。またご一緒致しましょう。合掌

国分寺にて  皐月雨 土佐の苔寺 緑濃き

0 件のコメント:

コメントを投稿