2015年2月9日月曜日

読売奈良 西国2回 2~4番  榛原発

平成27年2月6日

施福寺の弘法大師御髪堂
伊賀上野方面を経由して榛原駅から3ヶ寺を廻るコース。天気予報通り、朝からシトシトと小雨が降っている。和尚は、榛原から添乗。お客様は43名と満員だ。8時に出発し、4番施福寺に向かうが、香芝SAでトイレ休憩。和尚と四国で一緒だったと声をかけて下さる方も結構いらっしゃる。10時前に槇尾山の麓に到着。呉々も無理をしないように念を押し、杖をお借りして登り始める。雨で足元が不安なので、慎重にならざるを得ない。結局3名ほどが、途中で諦めてくれたようだ。先日来、本堂の改修工事がなされていたが、終了して本尊御開帳だ。お勤めの後、お薦めすると半数近くの方が、内拝することに。今までと違って、全ての仏様が厨子からお出ましで、その迫力にびっくり。
全身の和尚もお姿を拝見することはなかったので、説明をしながら和尚も大感動だった。正面に、大きな本尊弥勒菩薩、向かって左手に西国本尊千手菩薩、右手に文殊菩薩。さらに左手奥に大きな「方違観音」、右手奥に、今まで弥勒様と背中合わせだった「馬頭観音」の配置。立体曼陀羅だ。
さらに、伝教大師、弘法大師、不動明王等々。堪能させていただいた。(拝観料500円)
山を降りる頃には、小雨も上がりうっすらと空も青くなってきた。相変わらず、観光センターの「柿の葉ずし」が良く売れて、すぐ売り切れに。草餅も評判だ。納経に時間がかかり、出発できたのは12時。紀三井寺の麓にある昼食会場「はやし」まで1時間ほど、遅いお昼となってしまった。食事作法をし、お参り出発は14時と告げる。和尚や添乗員、乗務員の昼食は「カツカレー」。辛口のお味で、大満足。
紀三井寺の石段も結構きつい。紀伊国屋文左衛門のエピソードから「結縁坂」とも云われている。納経所を覗くと副住職の前田泰道師がいらっしゃるので、御挨拶。前田孝道貫主もお元気と伺った。もう10年ほどお目にかかっていない。お参りの後は、大観音に案内する。松本明慶作の12mほどの十一面千手観音だ。寄木造りの立像としては、最大級だ。御真言を唱え、奥の階段を登り、回廊へ。丁度、お顔の高さに円窓が三方にあり、正面と横顔を拝することができる。上天気になって新和歌の浦の景色も素晴らしい。最近は、拝観は無料となり、回廊に上がるのも100円となった。
15時頃、3番粉河寺に向かう。国道24号線が渋滞し、思ったより時間がかかってしまった。門前の駐車場に着くと、トイレが新築中で、今までの古くて旧式のトイレが生まれ変わっている。国体に合わせて、行政が公衆トイレの改善に取り組んでいるとのこと。月末から供用開始。広い境内を、案内をしながら本堂へ。御参り後、内拝希望を聞くと10名弱の方が手を上げたので、案内することに。本尊は絶対秘仏だが、左甚五郎の「野荒らしの虎」や「護摩壇」など見るべきものも多い。打ち止めは17時。1時間半程で榛原到着。ここで和尚は失礼させていただいた。合掌

 施福寺にて  春雨や 本尊開帳 有難し

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