2015年2月19日木曜日

四国7回 38~43番 生駒発

平成27年2月17~18日

観自在寺の白梅
四国最南端の足摺岬から伊予路に入るコース。和尚は、生駒から8時20分に添乗。御客様は29名とバスも余裕がある。他に阪急から2台、奈良組の我々が最後尾を務めることになる。淡路島の室津PAで休憩、吉野川SA、そして高速を降りて「ゆーいんぐ四万十」で3度目の休憩をとって、ようやく39番延光寺に到着だ。寺の池に住んでいた赤亀が、行方不明になり、龍宮城から亀を背負って帰って来たと伝えられる。高さ33cm強、口径23cm程のもので、かっては高知県議会の開閉会の合図の鐘として使われていたとか。20番鶴林寺の鶴の朱印とこの寺の亀の朱印を背中に並べて押してもらうのが人気だ。本日のお参りはここまで。四万十川の舟遊びを楽しむ方が25名ほど。基地となっている「アカメ館」も3月一杯で休業という。お宿は、いつものサニーサイドホテル。さわち料理に仲居さん達の鳴子踊りが楽しい。温泉に浸かり長旅の疲れを癒す。
24日、6時40分に2台合同での食事作法。7時40分出発し、38番金剛福寺に。アッと云う間に着くので、朝のお勤めも短縮バージョンだ。門前で記念撮影の後、境内に。きれいに整備された境内に感嘆の声が聞こえる。お勤めの後に、五智如来についてお話する。それから岬の散策だ。ジョン万次郎像から展望台、椿トンネルから足摺燈台と七不思議を説明しながら巡る。合計1時間のお参りだ。岬を打ち戻り、土佐清水港の黒潮市場にお立ち寄り。鮪のかぶと煮が人気で、和尚もひとつ購入。いよいよ伊予の国だ。40番観自在寺は平城天皇ゆかりの寺、天皇の剃髪塔もある。白梅が満開で、美しい。大師堂の廻りの「お砂踏み」を一列になって勤め、41番龍光寺に向かう。この間で、昼食。参道の「風月庵」に声を掛け、お茶と試食のおまんじゅうを頼んでおく。パラパラと雨がきたので、本堂の軒下に入って勤行。しかしすぐ止んで青空に。42番佛木寺は、同じ三間町とあってすぐそばだ。山門が堂々として立派。藁ぶきの鐘楼も風情がある。大師堂の脇にある小堂には、かって弘法大師が本尊や脇侍2体を彫られた残材をお祀りしている。43番明石寺へは、かっては山越えで時間がかかったが、高速の開通のお陰で、約30分だ。納経に時間がかかることで知られているお寺なのだが、駐車場に着くと2のバスが停車している。これは、時間がかかると覚悟。山門に架けられた釋空海作として名高い漢詩を説明し、一吟披露。「三寶鳥」と題がつけられているが、正確には「後夜仏法僧鳥を聞く」が正しい。御宝号を七遍唱えて打ち止めだ。納経の終わるのを待って帰路についたが、時間短縮のため、休憩回数を減らすことに。吉野川SA、淡路SAの2ヶ所にしてひたすら走る。ドライバーさんの頑張りで、生駒着21時15分。今回和尚は、買い物ツアーとなってしまった。「鮪のかぶと煮」「宗田鰹しょうゆ」「ダバダ火振り(栗焼酎)」「文旦」等々だ。合掌

 観自在寺にて  白や紅 梅見を兼ねる 遍路かな

 足摺岬にて   春風や 海原はるか 万次郎

金剛福寺の池

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