2014年12月21日日曜日

西国5回 12~15番 生駒発

平成26年12月19日

三井の晩鐘
滋賀県から京都に廻るコースのため、通常とは反対に生駒~西大寺~JR奈良と廻る。生駒発7時30分のお客様は3名、西大寺、JR奈良で40名となり8時30分出発。12番岩間山正法寺に向かう。通称は岩間寺だ。ボケ封じ4番札所でもあるし雷封じで名高い。岩間山を上っていくと残雪が目につくようになる。駐車場からは本堂へは下り道、所々凍結している。滑らないよう声を掛けながらソロソロと歩む。本堂と不動堂の間の池は、芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」の古池である。お勤めをしていると、京都組、続いて大阪組が到着、今日は3台でているのだ。山を下り13番石山寺へ向かう。和尚の所属する東寺真言宗の大本山で、平安時代の女流作家達の物語に必ず登場する名刹である。国宝の本堂から多宝塔などを案内し、大黒堂まで下る。昼食は門前にて頂き、14番三井寺へ。三井寺は通称で、園城寺が正式名称。まずは、西国の本尊を祀る観音堂へ上る。納経所に声を掛け、本堂に上がらせて貰ってのお勤め、椅子席でストーブの火が燃えている。お勤めの後は、金堂に向かう。金堂に上がって、ご本尊弥勒菩薩を前に弥勒様と弘法大師の関係などお話する。裏手に廻ると様々な仏様が並んでいる。そのお姿について解説しながら廻る。金堂の前に、近江八景で名高い「三井の晩鐘」がある。重文の為か一突き300円、その音は荘重でおごそかだ。打ち止めの15番今熊野観音寺の前に「井筒八つ橋」に立ち寄り。店頭に「日本そろばん発祥の地」「大津絵発祥の地」の二つの石碑が建っている。追分と云われるかっての交通の要衝なのだ。
今熊野観音寺は御寺泉涌寺の塔頭の一つである。後白河法皇の頭痛平癒の寺として「枕カバーのお守り」が人気。なんと15時打ち止め。奈良から近いコースのお陰だ。最終の生駒でも17時過ぎには到着できた。合掌

 三井寺にて  師走風 湖畔に届く 三井の鐘

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