2014年12月3日水曜日

四国霊場先達研修会と讃岐路廻り

平成26年11月30日~12月2日

善通寺金堂
年に一度の善通寺での先達研修会、12月1日は新任先達、2日は昇補先達が対象だ。和尚は、大先達昇補の為の研修会となる。この機会を有効に使おうとお参りや同期会、さらには剣舞の稽古などの予定を立てた。30日の朝、出発し87番長尾寺を目指す。静御前の剃髪寺だ。86番志度寺は海女の墓で名高いが、いつも墓をお守りしているお婆さんが、元気で一安心。納経所から眺める「無染庭」も素晴らしい。80番国分寺へ。最近は、東寺創建時の大日如来の復刻に力を入れている。かっての讃岐の中心地であることを髣髴とさせる伽藍の趣だ。79番天皇寺に戻るが駐車場が満杯で、やむなく路上駐車。狭い境内に、お参りの方でいっぱいだ。昼食は、勿論讃岐うどん。チラシずしとおでんも定番だ。五色台の2ヶ寺を目指す。81番白峰寺、崇徳天皇の御陵があることで有名だ。自衛隊の演習場を横に見ながら、82番根香寺へ。春は桜、今時は紅葉の名所で有るだけに大賑わいだ。天気が崩れ出すなかを77番道隆寺をお参り。門前の「サンエイ」で導師用の兜巾と裏地付きの白のブルゾンを購入。ローソクと線香も補充した。7ヶ寺廻ってお宿の善通寺グランドホテルへ。夕食は、馴染みの割烹「藤の」。馬肉料理で板さんと盛り上がり、馬天や馬にぎりに挑戦してもらう。熊本では、40歳を超えると牛肉から馬肉に転換するのが当たり前だし、3種の神器と云われる料理は「馬天」(馬肉の天麩羅)「馬にぎり」(馬肉のにぎりずし)「馬刺し」(馬肉の刺身)なのだ。
志度寺五重塔
12月1日、7時の開店を待ちかねて朝うどんへ。「こがね製麺所」で「温玉ぶっかけ」をいただく。75番善通寺は、新任先達研修を受ける方々が、早くからお参りで、納経所も行列だ。南大門前の「コトブキ」でコーヒータイム。店主が高校の同級生なので、いつものコース。74番甲山寺、73番出釈迦寺、72番曼荼羅寺と団体バスとの競争。71番弥谷寺の上りは、団体さんと一緒にバス利用。大師堂は、秘仏弘法大師の御開帳だ。下りは歩いて「俳句茶屋」で一服と思っていたが、店は開いていなかった。70番本山寺の駐車場で、さぬき市の先達と待ち合わせ、ゆっくりと昼食を楽しむ。彼女も大先達に昇補なので、明朝は「ことぶき」で合流することに。本山寺をお参りして、剣舞のお稽古に丸亀の道場に。2時間ほど指導を受けて、ホテルに戻る。夜は昨夜の「藤の」にて同期会。外戸が3人、焼酎党の和尚に、日本酒派とビール派とてんでばらばらの6人で、楽しいひと時だ。丸亀のカラオケ「バナナ」で女性3人が待ってくれているので皆で駆けつける。「カラオケはどうも」などと言っていた男が、一番に歌い出すなど面白いものだった。
2日、7時過ぎに「コトブキ」でコーヒータイム。受付を済ませて会場の「遍照閣」に入ると、入り口では千手院の佐々木尼が恒例のティッシュ配りだ。研修会場の2階大広間は足の踏み場もないほどの超満員、特別講演と講義が3題と盛り沢山のスケジュールだ。講義を終えて、公認證の授与式。権中先達、中先達、権大先達、大先達の4部門から各々代表が授与され、その後部門ごとに授与されるやり方だ。なんと大先達の代表に和尚の名前が。慌てて、前に出る。事前に何のお話もなかったのでびっくりしたが、お陰で会場を一番に飛びだすことができた。久しぶりに顔を合わせる先達仲間にも挨拶ができて良い機会でした。
合掌

 冬本番 波浪警報 瀬戸の海

 

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