2014年1月9日木曜日

西国 善光寺御礼参り 堺発

平成26年1月7~8日

善光寺仁王門
昨年の1月から西国のお参りを始めた方々は、12月で西国33ヵ所を打ち終えて、今月が善光寺へのお礼参りとなる。大阪から片道約600kmの長丁場、初日に「北向き観音」、2日目に「善光寺」と「元善光寺」を廻るコースだ。堺東、三国ヶ丘、南海堺の集合地点の内、和尚は堺から乗車、お客様は28名。皆さん顔見知りで、和気藹々の車内だ。草津、内津峠で休憩し、昼食は「レストハウスこまがね」、駒ヶ岳の麓に位置する。駐車場から南アルプスの白銀に輝く峰々が遠望できる。別所温泉にある「北向き観音」は、境内に露店も並び、いかにもお正月といった風情。本堂に上がり、お勤め。北向きというのは、善光寺を向いているということで、両方回らないと「片参り」とか。お客様は、松代ロイヤルホテル組と常喜院(宿坊)組に分かれての宿泊、ホテル12名、宿坊16名だ。和尚は、ホテル組と一緒。露天風呂が温泉で、和尚好みのホテルだ。17時前にホテル着、宿坊組は、マイクロに乗り換えて善光寺まで30分程。部屋のテレビのニュースを見ていると、なんと善光寺恒例の「御印文頂戴」が今日から15日までの日程で始まったという。これはラッキー!
北向き観音
8日8時30分、ホテルを出発し、善光寺へ。第2駐車場で、宿坊組と合流し、小山ガイドの案内で境内を巡ることに。先ず、日本英霊殿(外観は三重塔)の一室で、朝勤行。各々ご祈願の申し込みをして、本堂へ。一列に並んで、「御印文頂戴」。僧が捧げ持つ「印判」を頭に受けるのだ。一旦、山門まで戻り、「善光寺」の鳩文字の額の説明を聞く。「善」は牛の顔を表すとも。本堂に戻り、「戒壇巡り」だ。暗闇の中、右手を壁に、腰の高さで前進する。お目当ては、「極楽の鍵」に触れること。ご婦人たちは、声を掛け合い、怖さを和らげているようだ。そして、内陣での法要。相変わらず、僧たちの猛烈に早い「般若心経」だ。ご供養の読み上げがあって、正面の緞帳が上がると、ご本尊の厨子を拝むことができる。絶対秘仏で、お前立ですら七年に一度のご開帳なのだ。早めのお昼は常喜院で、お赤飯と信州そばセット。満願にふさわしい心遣いだ。天気予報は雨だが、ここまで良く持ってくれたと感謝、お念珠やお軸の発注を済ませ「元善光寺」に向う。松本IC近くの「おぎのや」で信州土産のお買い物タイム。和尚も「栗まんじゅう」を購入、詩吟教室でのおやつだ。勿論、「峠の釜めし」は予約済み。元善光寺へ本降りの雨の中を走る。15時前に到着、本堂で勤行の後、宝物館、平和殿、戒壇巡りと案内し、帰路に。往路と同じSAで休憩し、堺東に20時半着。高速道路がスムースで、予想より30分速かった。今年は、お四国に挑戦くださいとお別れの挨拶。満願おめでとうございました。合掌

 こまがねレストハウスにて  新春や 白銀の嶺 蒼き空

 善光寺にて           新春の ご印文頂戴 善光寺

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