2013年10月15日火曜日

西国お礼参り  北向観音・善光寺・元善光寺       なんば発

平成25年10月13~14日

賑わう善光寺仲見世通り
半年ぶりの善光寺お礼参り。梅田~難波から31名のお客様と7時50分出発。三連休の中日とあって、渋滞必至とは思っていたが、早々に第2京阪への分岐点で車両火災による渋滞。名神から大山崎ルートで京滋バイパスに入る。しかし、名神が12kmの渋滞とあってか京滋バイパスに迂回してくる車も多そうだ。多賀SA、屏風山PAで休憩し、昼食会場のレストハウス駒ヶ根到着が13時過ぎとなった。前回もそうだったが、ドライフルーツがいろいろ置いてある。今回はいちじくを購入。1000円で山盛りだ。岡谷ICを下ると諏訪湖越しに富士山がかすかに確認できる。142号線(中山道)をひた走るのだが、なんと新和田トンネルは有料だ。北向観音に16時前着。南向きの善光寺に対し北を向いているので、裏善光寺とも云い、善光寺だけでは片参りとなるとか。本堂に上がってお参りさせていただく。お宿は、宿坊(常智院)と松代ロイヤルホテルの選択。和尚たちはホテル組だ。ホテルは、露天風呂のみが温泉。岩風呂で、温度もほどよく長湯ができる。

   秋冷や 野沢菜嬉し 信州路

   天高く 諏訪湖はるかに 富士の山

   秋風に なびく薄や 中山道

14日、ホテル組が8時20分に出発して、善光寺の第2駐車場で宿坊組と合流。専門のガイドさんの引率でお参りスタート。記念撮影をして大勧進へ。善光寺は天台宗の大勧進と浄土宗の大本願がお守りをしている無宗派のお寺なのだ。代表役員は事務局長という。大勧進は、七五三詣りで賑わい、結婚式の看板も掛かっている。行在所を抜けて無量寿堂でお勤め、そしてご祈願の申し込みだ。善光寺本堂に向かい、先ずは戒壇巡り。お客様が多く、中々前に進まない。そのあとは、内陣での法要。本堂前に行列が出来ているので何事かと思っていると、11時に大本願尼宮上人の特別回向があり、「お数珠頂だい」を待っているという。お朝事以外の「お数珠頂だい」に遭遇できる機会は中々ない。皆大喜びで列に連なる。我々お礼参り組は、本堂脇の特等席だ。あまりに人が多く、お上人が我々のところにたどりついたのは、11時を回っていた。宿坊組はお朝事に参加していたので、大勧進の大僧正と大本願のお上人とお二人からお数珠を頂だいしたことになる。
お昼は、常智院でお蕎麦だ。「信州信濃の蕎麦よりも、わたしゃ貴方のそばが良い」などというセリフを思い出した。食後は、お軸やお念珠の発注をし、仲見世を散策する時間もとってある。副住職の話では、2日目前から急に冷え込んできたそうだ。

   七五三 晴れの姿や 大勧進
大勧進

善光寺を出て、30分ほどで「おぎのや」に。峠の釜めしで有名な店で、信州のお土産ものを取り扱っている。和尚も釜めしと野沢菜漬けを買い込んだ。お礼参りの打ち止めは元善光寺。本田善光が大阪のあみだ池から引き上げた阿弥陀様を最初に安置したところ。先着のバス2台の観光客と一緒にお寺の説明を聞く。団体さんが引き上げた後、お勤め。宝物館から平和殿と案内し、最後は戒壇めぐりだ。宝物館では、曼荼羅や五百羅漢図、薬師三尊、そして善光寺一光三尊などの解説をさせていただいた。16時35分打ち止め。

    信濃路や 林檎は赤く 柿黄色

    秋冷や 林檎たわわに 信州路

中央道は予想通りの50kmの大渋滞、名神の渋滞も重なって、3回の休憩を余儀なくされた。梅田到着は22時過ぎ。前回より1時間遅れだが、ドライバーさんの奮闘で、この程度で済んだというのが実感。お疲れ様でした。合掌

    秋連休 テールランプの 長き帯



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