2013年8月5日月曜日

西国7回 なんば発  20~23番

平成25年8月5日
勝尾寺の山門

20番善峯寺から23番勝尾寺の4ヶ寺が今回のコース。歩け歩けのコースではあるが、比較的ゆったりとしたお参りとなる。梅田を経由してなんば発は8時50分、お客様は43名と満席状態。かって和尚と一緒だったという方も10人近くいる。その中の一人は、「戌年同行会」の主要メンバーの妹さん、ご縁というものは面白いものだ。
京都縦貫道の名神との接点部分が開通したので、スムースに京都の西方郊外にたどり着ける。20番善峯寺への九十九折の参道を上り、本堂に上がり込んでのお参り。扇風機4~5台をフル回転させる。今日のコースで、ゆったりと座ってお話ができるのはここだけなので、お念珠の使い方や錀の叩き方等お話させていただく。お参り後は、天然記念物の「遊龍松」の見学をお勧めする。ふと気がつくと、山門をくぐって右側の石積みが完成している。前回は工事中だった。
21番穴太寺の駐車場に着くと、少し雨模様だ。ドライバーさんが傘の用意を促してくれる。和尚も網代笠にビニールカバーをセットする。駐車場から境内までの200m足らずの間に、雨がパラパラ降ってくる。阪急トラピックス3台の内、どうも我々が先頭を走っているらしい。お参りを終えて、インター近くの「豆屋黒兵衛」に立ち寄る。丹波の黒豆を中心とするお菓子やそして京漬物も売っている。バス乗車時に、お弁当とお茶が配られるが、遅めのお昼となる。
次に23番勝尾寺を目指す。勝尾寺を先に行くか、総持寺を先に行くかは悩むところ。1台は、総持寺から勝尾寺というコースを選択したようだ。本堂でのご供養の経を読む声がスピーカーを通して流れてくる。その声に導かれるように参道を登るのだ。本来は「勝王寺」だが恐れ多いと「勝尾寺」とされたという。手入れの行き届いた美しいお寺である。ところが、納経帖の係が一人しかいないということで、納経がベタ遅れ状態。お参りを終えてから40分後のリスタートとなってしまった。
打ち止めは22番総持寺。門前にバスは入れなくなり、路駐から歩くことになる。しかもバスは、周辺を走り、添乗員の連絡を受けてから集合ポイントに回送となる。従って、納経終りを待って、全員で行動せざるを得ないのだ。びんずる尊者の像が境内に安置されているので、なぜ外にいるのかを説明する。打ち止め15時45分。先頭をキープしたお蔭で、梅田16時30分、なんば45分という早い時刻にたどり着けた。合掌

 勝尾寺にて  境内に 流るる経や 夏達磨

1 件のコメント:

  1. 勝尾寺山門の額にご注目を。「勝王寺」と書かれています。
    王に勝つ寺の本来の表示です。境内から、つまり裏側からの
    ショットなのです。

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