2013年8月4日日曜日

四国2回 生駒発 1+7~11番

平成25年8月3日

法輪寺にて「同行三匹」
8月に入っての初添乗は生駒から。お客様は26名だが、バスは大型なので、ゆったりとしている。1回目から引き続き和尚と一緒という方も4、5名乗車されている。土曜日のせいか夏休みというせいか、阪神高速は大渋滞。淡路SAにたどり着くのに2時間近くかかってしまった。1番霊山寺にトイレ休憩と納経用品の追加購入のため立ち寄るのだが、阪急から4台出ているバスのうち最後尾で、30分離れていると聞かされた。最後尾だゆっくりお参りできるのは大歓迎だが、17時までに打ち止めの寺にたどり着かなければならないので、時間管理に気をつけなければならない。しかし、26名なので、通常よりは乗り降りの時間はかからないはずだと楽観視する。
丁度昼時となり、お弁当をいただきながら吉野川を渡る。11番藤井寺からは逆打ちでのお参りだ。丁度。3台目のバスと入れ替わりとなった。本尊薬師如来も重文で「厄除け薬師」として名高いが、なんといっても本陣の天井に描かれた30畳敷の雲龍の図が圧巻だ。お参り後、白龍弁天堂の参詣をお勧めする。本堂左から12番焼山寺に向かう遍路道は、今に残る「空海の道」だ。男性軍は興味深々で、歩いてどの位かかるのかと聞いてくる。
10番切幡寺は、山門近くまで800mなだらかに上り、そこから333段の石段が待っている。最後は女厄坂、男厄坂だ。タクシーのオプションもあるが、利用者は5名。5名以上が往復550円なので、最低の人数というところ。和尚も、僧衣を脱いで白衣姿で登る。心臓が悪いとか脳梗塞をやったとかいう男性軍が徒歩組だ。タクシーを利用すればとの声に「そんなことすると、家内から行くなといわれる」と意気軒昂だ。お参りを終えて、大汗を拭き拭き「大塔」まで案内する。霞がかかっていて、吉野川の堤防も薄ぼんやりとしているが、お客様はご満足だ。いつもは、中間地点の不動堂で、一息入れて、不動真言の練習などするのだが、今日は時間短縮のため割愛した。
9番法輪寺門前の「あわじ庵」は、夏季休暇に入っている。草餅の予約を入れようと電話をしてみて正解だった。ご夫婦で、三匹のポメラリアンを連れたお遍路さん、よく見ると三匹はご宝号の入った白衣を着ている。同行二人ならぬ「同行三匹」だと微笑ましくなる。お客様の人気の的になった。
8番熊谷寺のご詠歌の流れる参道を歩けば、暑さも和らぐというものだ。大師堂から眼の高さに見える本堂の鬼瓦にカメラの砲列。ベンチに腰掛けてもらってお参りだ。
時間が気になっていたが、16時15分頃、打ち止めの7番十楽寺に到着、やれやれだ。本堂と大師堂の間に「治眼疾目救歳地蔵」がある。事前に歳の数だけ「め」を納札に書いておくように伝えておいたので、御札を納めて皆でお参り。お大師様は、色白で若く「役者顔」。「役者顔のお大師さん」というのは和尚の勝手な命名なのだ。ご宝号を七辺唱えて無事打ち止め。愛染堂に上がり、錀の突き方など話する。なんとか17時前に打ち止め。
淡路島の走行中に、「いろは歌」の資料を配り、CDを流す。そして夕べの勤行を済ませる。淡路HWOでは、地ビールやお酒も売っている。男性陣から一杯やれるようにと、早めのお勤めを求められて以来、淡路島走行中にお勤めをすることにしたのだ。
帰路の阪神高速は、神戸辺りで渋滞したが順調に走れ、20時過ぎに生駒に到着。駅周辺はお祭りで賑わっていた。合掌

  熊谷寺にて  お遍路の 経読む声に 蝉時雨


1 件のコメント:

  1. 暑い一日でした。何時は、夏でも黒僧衣を纏うのですが、今日は、切幡寺の山登りから脱がしていただきました。持っていったタオル4本が、汗をしっかり吸い取ってくれました。淡路でシャツも着替えて、少しウトウトしたようです。御蔭で元気回復です。秀寛

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