2013年8月28日水曜日

四国8回 44~51番 生駒発

平成25年8月26~27日

浄瑠璃寺の真魚像
ブログを確認すると、1年ぶりの第8回となるようだ。お客様は35名、和尚の馴染みの方は8名ほど。中に兄弟子と懇意な方も参加されていて、久しぶりのご挨拶だ。最年長は88歳翁、「88歳で88ヵ所を回ると決めた。これが最後だ」という。大柄で、白衣に白の地下足袋を履き、矍鑠とされている。お参りに際して、何度も腰掛けることを勧めたが、背筋を伸ばして立ってお勤めを続けられた。また、お婆さんも一人参加、少し耳は遠いが、足取りはしっかりとして、岩屋寺も完走だった。
26日の朝は少し小雨まじり、菖蒲池~西大寺間の踏切で人身事故が発生ということで心配したが、そう遅れることもなく生駒に到着できた。コーヒーを頂いて集合場所に行くと、11回も同じタイミングとかで、沢山のお客様が集まってきた。長距離とあって帝産バスのドライバーは2人体制だ。龍野西、豊浜と休憩して、砥部焼き陶芸館に向かう。豊浜を過ぎる頃から、本格的に雨が降りだしたが、陶芸館を出る頃には止んでくれた。先ずは、45番岩屋寺から。新涼というにふさわしい爽やかな気候だ。皆なんとか本殿までたどり着き、汗を収めて勤行。拝殿ではご住職が護摩供養中だ。お参り後、独鈷の霊水の湧く穴禅定に案内する。山を下り、麓の一休館でお茶のご接待を受ける。既に16時は回っているので、44番大寶寺では、火を使わず「運心」でお願いする。駐車場そばの「すごうさん」で一息入れて、奥道後へ。松山市内を通らずに行けるバイパスが開通していて、スムースにホテル入り。梅田からのバスの先達と夕食を共にする。聞くとホテル奥道後も経営者が変わったとかで、少し雰囲気も違う感じだ。柑橘類を商う亀井商店の奥さんが店を出している。「ナダオレンジ」を見繕って送ってもらうことにした。
27日は7時45分の出発。いつもは石手寺から回るのだが、昨日のバイパスを通れば、順打ちの方が良いのかと、ドライバーさんと相談し46番浄瑠璃寺からスタートすることに。なんと30分で着いてしまった。一番乗りのお参りで、爽やかこの上もない。本尊薬師如来、脇侍の日光・月光菩薩の話をする。女性は太陽、家の中の中心として光を振りまくのだと言っていると、朝から夫婦喧嘩という奥様が、「話を聞いて反省しました」と言ってきた。大師堂では、一列に並んで順に真魚像を抱き祈願する。47番八坂寺へは、少し歩いてもらうのだが、和尚は最後尾で、件のお婆さんに付いて歩く。48番西林寺で、お参りをしていると、石手寺から回っている梅田組がやってきた。49番浄土寺は、駐車場からの距離があるので、添乗員に先導してもらい、和尚は後ろに付いて迷子予防だ。境内に木陰がないので、鐘楼の影の中に入ってお勤め。50番繁多寺は、鐘楼の天井に二十四孝の絵が描かれている。覚鑁上人の像を前に、新義真言宗などにつき説明する。お昼時とはなったが、断って51番石手寺を回ってお昼ということにしてもらう。宝物館の衛門三郎の玉の石の前では、皆さんいろんな感想が飛び出す。いつもながらのことで、和尚は一人ニヤニヤだ。13時前、打ち止め。お昼は、伊予かすり会館、食後の「塩アイス」が大人気だ。
帰路は、石鎚、吉野川、淡路と3HWOで休憩して、明石大橋を渡る、丁度19時でレインボウカラーだ。阪神高速が渋滞ということで、中国道~近畿道のルートを選択、20時30分生駒着。合掌

岩屋寺にて   朝霧を 海に喩えむ 山の寺 

奥道後にて   新涼や 朝湯楽しむ 奥道後

浄瑠璃寺にて  秋風や 伊吹柏槙 浄瑠璃寺

石手寺にて   石手寺や 三郎の石 蝉時雨

かすり会館にて 秋遍路 かすり会館 塩アイス

 

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