2013年6月19日水曜日

四国6回 32~37番 なんば発

平成25年6月16~17日

種間寺前のあじさい街道
2日間で土佐の国中心部6ヶ寺を廻るゆったりとしたコース。お客様は35名、ご高齢の男女各1名いらっしゃる。阪急からは4台のバス。35番清滝寺は、タクシーで麓から登るため調整しないと混乱を招く。添乗員の調整の結果、我々は先に清滝寺を打ち、37番岩本寺、34番種間寺と回ることになった。残りの3台が岩本寺からスタートするからだ。2度程休憩して、13時清滝寺麓のスーパーマルナカの駐車場に到着。マイクロバスやタクシーに分乗して参道を登る。途中で2回は、切り返しを強いられる細い参道、地元のタクシー会社は往きと帰りはコースを替えて、一方通行にしているという。カーナビを使うと、その帰りのルートを登るように指示が出る。従って下りで一般の車と遭遇することになるのだ。お参り後、境内に立つ薬師如来像の胎内巡りに挑戦してもらう。漆黒の闇というものを体験できる。ドライバーさんの話では、この辺りは早場米の産地で、8月頃の収穫。田んぼは青々として風になびいている。讃岐ではようやく田植えというのにだ。
再び高速にのって、37番岩本寺に向かう。霊場唯一の五本尊を祀り、全国公募の格子絵が本堂の天井を埋め尽くしているのでも有名だ。和尚は「マリリンモンロー」の絵を探してみてくださいといつも案内している。駐車場横の手造りアイスの「此処や」に行列。「生姜味+何か」で注文をとアドバイスしておいた。和尚は、「生姜+緑茶」をいただく。門前の青果店「まるい」を覗くと新生姜が5袋ほど出ている。新生姜ファンの同級生に電話し、2袋代理購入。(1000円)
土佐ICまで戻り、34番種間寺へ向かう。「あじさい街道」と名付けられた道には、延々と満開の紫陽花が続く。紫、赤、そして白が見事だ。錀の打ち方などお話し、ご宝号を7回唱えて本日の打ち止めは17時45分。お宿は、竜温泉・三陽荘。お客様の人気のお宿の一つだ。温泉で疲れを癒し、名物の「塩タタキ」も少し頂いて、早々に熟睡。
17日の出発は7時45分。早朝から露天風呂を楽しんで、36番青龍寺へ三陽荘のマイクロバスで送迎してもらう。弘法大師が唐から東に投げた独鈷杵が、この山に届いていたところから、師匠の恵果阿闍梨を偲んで建てたお寺。真っ直ぐに登る170段の石段は、横綱朝青龍が明徳義塾高校相撲部の時に、うさぎ跳びで登ったという。本堂右に、真新しい薬師堂が建っている。下りは、スロープで降り切ると「恵果堂」がある。
恵果堂があるのも、ここだけだ。33番雪蹊寺は、長宗我部元親ゆかりの寺で、「雪渓」も法号に由来する。隣接する「秦神社」もご祭神は、元親親子。32番禅師峰寺の駐車場に立つ「十一面観音」の背後に登り参道があり、後頭部の「大哄笑面」を見ることができる。十一面観音の後頭部を見ることができる稀有なポイントなのだ。10時45分打ち止め。
桂浜の坂本龍馬像をバックに記念撮影、ゆっくり散策する時間をとって、昼食会場の「日本サンゴセンター」へ。帰路の高速道路は事故渋滞が発生していたが、それでも梅田着18時半頃。お疲れさまでした。合掌

 清滝寺にて  緑濃き 早稲田吹き分け 土佐の風

 岩本寺にて  梅雨晴れや 生姜アイス 岩本寺

 種間寺にて  種間寺や あじさい街道 水流る

 桂浜にて   空と海 梅雨は何処に 桂浜

禅師峰寺十一面観音の大哄笑面

1 件のコメント:

  1. 横綱朝青龍関の四股名は、師匠の朝潮の「朝」と青龍寺の「青龍」
    母校明徳義塾の「明徳」を頂いて「朝青龍明徳」となった訳なのだ。

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