2011年12月22日木曜日

西国3回 5~8番+法起院


平成23年12月18日

西国3回は和尚の地元コースと云っても良い。いつもなら難波から乗車するのだが、今日は2号車で梅田のみの集合という。30分早起きして梅田まで足を伸ばした。ほとんど毎週、土日には遍路に出かけるという茨木のご夫婦にバッタリ。先日の善通寺での先達研修会でもご一緒したが、ご夫婦で「権大先達」だ。今日は四国3回に乗るという。和尚のバスのお客様は23名、従って添乗員も一人、まずは阪神高速~阪和道~南阪奈道を利用して長谷寺の駐車場を目指す。お参りは番外の法起院から。本連の念珠の使い方など説明して勤行、ご廟を「お砂踏み」しながら一周する。8番長谷寺は、寒牡丹のシーズン到来。藁の傘で守られた牡丹を愛でながら、登廊をゆっくり歩む。デジカメも大活躍だ。右手に錫杖、左手に蓮華を挿した水瓶を持つ大観音は、「長谷寺式観音」と呼ばれ全国に流布している。「長谷の舞台」でお勤めを済ませ30分後にバス集合ということで自由に散策していただいた。全員がバスに戻ったが、添乗員の納経が手間取っている。待ち時間を利用して「勤行次第」の意味について説明。昼食が少し遅れることをお詫びして7番岡寺へ。本堂に上がり国宝の如意輪観音をじっくりと拝観、薬師如来眷属のお軸を前に、日光・月光両菩薩の働きについて解説する。兄弟子の土口哲光師の受け売りだが、「太陽女性論」に皆の顔がほころぶ。お客様にも手伝っていただいてお弁当を配り、昼食。かって和尚と一緒だったという「先達輪袈裟」の男性と女性がなにかと気配りをしてくださり、大助かり。お陰で全員が良くまとまってお参りができている。13時過ぎに6番壺阪寺に着くと「13時半から池坊家元の献華式があるので、お急ぎ下さい」という。拝堂はいつもと様相が変わって関係者が席についている。その中をすり抜けて本堂に入り、ご本尊の前に坐して勤行。退出すると、入れ替わるように池坊の一行が入堂された。広い境内の天竺渡来の石仏を順に廻り、10分ほど走って「柿の葉ずし・たなか」で休憩。打ち止めは5番葛井寺、本尊千手観音は天平仏として名高く御手が1042本。何と今日は月に一度のご開帳日、境内に露店もならび正に縁日だ。本堂でお参り後、各自特別拝観。16時打ち止め。大変スムースな一日でした。合掌

  葛井寺にて  観音供 開帳縁日 葛井寺

(写真は長谷寺の寒牡丹)

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