2011年2月15日火曜日

中部阪急 西国2回 2~8番+法起院 




平成23年2月15~16日

名古屋からのバスを名阪国道針テラスで待つことになる。近鉄大阪線榛原駅からのバス便は、7時42分発のみ。榛原駅に着くと一面の銀世界だ。なじみの先達と顔を合わせ、聞くと八日市発のバスと針で合流すると云う。チエーンを巻いた中型の乗り合いバスに同乗、雪道を1時間ほどで針テラスに着いた。ほぼ同じタイミングで巡拝バスが到着、コースも同じだ。我が方のお客様は13名。もう一台は9名と云う。8番長谷寺の駐車場を目指す。10時頃到着、まずは番外の法起院から打ち始める。西国三十三ヶ所の札所を最初に開いたとされる徳道上人の菩提所だ。それから雪化粧の美しい長谷寺の399段の回廊を登る。わら頭巾で雪から守られた赤や白の寒牡丹が見事だ。本堂前の舞台で勤行。雪かきをしている専修学院生らしい若い僧に聞くと、大師堂から五重塔にまわるルートは雪で危険という。諦めて、来たルートを戻る。お客様には、「この時期に、こんなに素晴らしい雪景色に遭遇するなんてラッキーですね。楽しみましょう。」と語りかける。「本当にそうね」との声。13人の内、男性は一人だけだ。11時半頃に7番岡寺到着。本堂に上がり込んでのお参りを期待したが、1~3月はお寺の祈願法要優先で、無理とのこと。大師堂にお参りして山門に出ると、無人スタンドで「あすかルビー」が300円で売られていた。「地元の美味しいイチゴですよ」と教えるとホテルでのおやつにと売れること売れること。岡を下って石舞台近くの「あすか野」で昼食。次いで6番壺阪寺へ。この寺の積雪は強烈で、いつもの大観音や涅槃釈迦像の高台までは登れない。本堂でゆっくりと参拝する。いつ来ても、こちらの千手観音様の表情はすごいインパクトがある。さらに南阪奈道を走り5番葛井寺へ向かう。駐車場から重文の山門まで少し距離がある。本堂に上がって、正座して勤行。打ち止めは15時半。お客様のお宿は、橿原ロイヤルホテル。線路を挟んで橿原神宮の前なので、翌朝の参拝をお薦めする。和尚は、取敢えず帰宅して翌朝集合だ。

    長谷寺にて    藁頭巾 寒牡丹なり 長谷の寺

    長谷寺にて      雪化粧 見下ろす観音 長谷の寺

    壺阪寺にて    壺阪や 石の大仏 雪まみれ

16日の朝は8時出発というので、それに合わせホテルに。聞けば、ほとんどの方が橿原神宮にお参りしてきたとか。明け方冷え込んだので、施福寺の雪は、アイスバーン化しているところも多く、雪の量も半端じゃない。足元に気を付けてと云う間もなく、滑って転ぶ方が続出する。状況としては13日よりハードだ。しかし、ほとんどの方が登り切って、本堂で勤行。下りが本当に危険だった。しかも下り切った所にある杖を返すお店の前が、凍りついて特に危なかった。次の紀三井寺は、皆の意見を聞き、昼食を後廻しにして石段を登る。大観音様に、驚嘆の声も。お昼は、添乗員はカツカレーへの変更もできるとのことだったので、そちらをお願いする。これが大あたり、和尚好みのお味で、超満足。遅めのお昼となったので、14時に出発し打ち止めの、粉河寺に向かう。大門前の天照大皇神を祀る神社の御神木は、樹齢千年の大木だ。帰路に霊気を頂くことにして、広い境内を説明しながら本堂へ。無事、16時前に打ち上げ、名古屋に向かう。和尚は、香芝SAからタクシーで関屋駅へ。お客様はさらに3時間かかるとか。お疲れ様です。合掌

    施福寺にて    施福寺や 笑顔で転ぶ 雪参道

    紀三井寺にて   春をまつ ソメイヨシノや 紀三井寺 
(写真は、施福寺の参道と長谷寺の寒牡丹)  

1 件のコメント:

  1. 覚王山日泰寺の話をする。名古屋人にとって、誇るべき日本で唯一の仏教界上げてのお寺だ。しかし由来は、あまり知られていないのだ。
    和尚は、名古屋のお客様には、良く知ってもらいたいので、強調するのだ。

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