2011年2月15日火曜日

読売奈良 西国2回 2~4番 西大寺発


平成2月13日

西大寺から添乗、お客様は38名。電車に乗り遅れた人がいて15分遅れの出発。まずは、西国最大の難所・4番施福寺に向かう。予想どうりの雪山だ。皆に土産物店で杖を借りることをすすめ、急な坂道をそろそろと登る。アイスバーンをガリガリと削ってくれている方がいる。「ありがとうございます」と声を掛けると皆も同様に。山門にたどりつくと、もう本堂と思っている人も。「これからが本番ですよ」と云うと絶句する方も。山門に、『これから本堂まで30分』と張り紙がしてある。それを指さして、「さあ、これからですよ」と気合をいれる。雪化粧は美しいが、まったくの雪中登山だ。本堂に上がり込んでの勤行、馬頭観音や大師像などを拝んで下山。登りより、下りが危ない。お杖を借りた面々は、お土産の品定め。店主のお薦めは、「草餅」と「柿の葉ずし」。結局、2時間を要した。2番紀三井寺に向かい、早めの昼食を頂くことに。これが結果的に大失敗で、昼食前におまいりした並走の2台のあおりか、納経所が大渋滞。本堂から大観音堂などゆっくりと拝観したつもりだが、添乗員が帰ってこない。バスにお客様は揃っているので、3番粉河寺の御案内や七観音の話などして間を持たす。先頭を走っていたのが、最終ランナーに。粉河寺は見どころの多い寺だけに、時間をかけた。日曜日のせいか、一般の参拝客も多いので、納経に時間を取られる一日だった。西大寺駅の「豊悦」に行くと、先達仲間などが既に出来上がりかかっていた。合流し、しばし懇談。合掌

 粉河寺にて   寒夕陽 耀く中門 四天王

(写真は、重文の粉河寺中門)

1 件のコメント:

  1. 施福寺の雪中登山では、錫杖の有難さを再認識した。特に下りで、前方につくことで安全に歩くことができた。滑って転んだお客様もいたが、
    怪我もなくて、この時期としては数十年ぶりという景色を堪能した。

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