2009年12月7日月曜日

西国 28・29番



平成21年12月5~6日

5日の午後から、天橋立に向かった。和尚の西国の巡礼の中で、日本海側が少し遅れているという感じだったので、それをクリアーするのが目的。意外とスムースに走れ、宿泊予定の室津ロイヤルホテルに3時間足らずで到着した。ゆっくり温泉を楽しんだ。露天風呂がすばらしい。頭を通り抜ける風と、湯船に浸かる身体の温かさとのバランスがとても素晴らしい。食事は、適当に頼める居酒屋風の「みやず亭」を予約した。風呂上りに、焼酎のお湯割りを注文して、メニューを調べいくつか注文する。折角の日本海なので、魚が中心だ。いろいろ頼んだ中で、最高は「カマスの天麩羅」だった。早めに床に就き、朝風呂に挑戦した。やはり、露天風呂がいい。そのままま、朝食に向かう。窓越しに、天橋立を見下ろしていると、なんと虹が立っている。お給仕の女性に話すと、なんと、当地では毎日のように見えるという。当地特有の朝は、しぐれるという気候条件にあるらしい。そんな話を聞きながら食事をしていると、なんともう一本、薄い虹が立っているのに気がついた。お給仕の彼女も、見たことがないという。
28番の成相寺に向かう途中、天橋立のたもとにある「智恩寺・文殊堂」にお参りした。室町時代の多宝塔があるので、もともとは密教寺院に違いないが、今は臨済宗妙心寺派のお寺だ。結構、観光客でにぎわっている。観光客は、観光船で、天橋立を愛でながら一宮駅に行き、リフト・ケーブルカーに乗って、「股のぞき」で有名な傘松公園へ向かい、さらに成相登山バスでお寺というコースをたどる。和尚は、一気に山道をお寺まで走る。(入山料500円)参拝して、さらに山の頂上の大パノラマ展望台に車を走らせる。天気が良ければ、北アルプスまで見えるとか。次の松尾寺まで約1時間、山門横の駐車場に着く。近年、福井県側からの参道が整備され、観光バスはもっぱらそちらを利用しているようだ。お参りを終えて、食事をと思うのだが、なかなか適当なお店が、見つからない。さすればと、舞鶴市内まで走り、港の近くで「卑弥呼」とう名の「地産地消」をモットーにしている店を見つけた。鮮魚も野菜もお米も全て地元産、「海鮮丼」(1200円)をいただいたが、大満足。レジで「卑弥呼」のネーミングの由来を尋ねたが、「聞いていません」との返事だった。帰路も、空いていて、5時過ぎに帰宅できた。のんびりと、プライベートなお参りを楽しむことができた。
(写真は、成相寺の左甚五郎の真向きの龍と松尾寺本堂)

  

2 件のコメント:

  1. プライベートの巡礼も、たまにはいいものだと、感じました。秀寛

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  2. 個人のお参り良さそうですね。
     先日、私はツアーバスで行ってきました。
    松尾寺で大きな涅槃図がご開帳されていまして、和尚さんから「猫と鼠」の因縁を聞いてきました。  この2ヶ寺は若い頃両親を連れてお参りした所で懐かしかったです。

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