2009年12月13日日曜日

西国 7回 20~23番





平成21年12月8日

阪急の巡礼バスに梅田から添乗した。お客様は40名、天候にも恵まれて、快適な日だった。京都の西、20番善峯寺(よしみねでら)に向かう、かっては西山連山に多くの寺があり、西方浄土にあこがれる人々の多くの参詣があったのだが、応仁の乱で破壊され、この善峯寺は残された名刹だ。5代将軍綱吉の生母、桂昌院によって復興されたお陰である。駐車場からの急な参道をあえぎながら登り、本堂で勤行。多宝塔前の天然記念物「遊龍松」を愛でて、亀岡の21番穴太寺(あなおじ)へ。
穴太寺の御本尊は、国の重文であったが、昭和43年盗難に会い、いまだに行方不明、現在は、昭和の名工・佐川定慶の聖観音が秘仏となって厨子の中に祀られているという。
23番勝尾寺(かつおうじ)は、「勝だるま」で有名な寺で、箕面山中に8万坪の寺領を持つ。山門に入る前に、土産物店を兼ねるエントランスゾーンの入口を通る。山門を入ると、美しい池を渡り、参道を登っていくことになる。本堂の廻りには、お正月の為のブースがいくつも組み立て中だった。中に福娘が入り、福笹を授与するという。折からの読経の声が拡声器を通じて、広い境内に流れる中を後にした。
行程の関係で、22番総持寺を打ち止めとした。バスが寺近くまでは入れないので、三島中学裏で下車、JRのガードをくぐり、茨木病院前を通って山門へたどり着く。山門は豊臣秀頼が再建したものという。ゆっくりとお参りさせて頂いた割には、早く帰着できた。気がつくと、和尚の納経帖(先達は巻物になっている)も3周まわり終えた状態になっていたので、中先達へ昇補の手続きをさせていただいた。(総持寺が札所会に事務局を担っている)
写真は上から、勝尾寺山門・善峯寺「遊龍松」・穴太寺山門・総持寺本堂

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