2009年10月24日土曜日

四国別格二十霊場会 先達研修会



平成21年10月23日

別格霊場会の先達研修会が高松市第19番香西寺で開催された。香西寺は、和尚の推薦寺でもあるので、かけつけた。前夜、櫻谷先達と「天銀」で美味しいてんぷらで一献傾け、仕上げは勿論「讃岐うどん」。
会場の香西寺は、嵯峨天皇の勅願寺、行基菩薩が創建し弘法大師が本尊延命地蔵菩薩を刻んだという。寺宝の毘沙門天立像(平安中期)は重要文化財。研修会場は、本堂で、約270人の先達が参加、10時巡回大師法要・先達物故者追悼法要で始まり、大般若転読法要で午前中は終えた。
午後からは、香西寺乃村龍泱住職の講話「真言密教と弘法大師」。弘法大師の伝える密教の奥義をわかりやすく説かれた。涅槃経の「一切衆生悉有仏性」を大師の教えの根本とし、それが 「即身成仏」に繋がり、手段の行としての「三密行」がある。三密行の基本は、「十善戒」にあると説かれた。
「仏様がほっとけ様になっていないか」との話に皆、爆笑、ユーモアあふれる法話であった。
続いて、霊場会長の第9番文殊院荒井浩忍住職が「延命長寿法」(延寿法)を指導されたが、正直なところ、得度もしていない一般の方に伝授していいものかと疑問に思った。
会場では、多くの先達仲間が参加しており、和尚も参加して良かったと思いながら帰路についた。
(写真は、法要と乃村住職)

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