2016年12月8日木曜日

四国7回 38~43番 京都発

平成28年12月6~7日
観自在寺の平城天皇遺髪塚

延光寺の修行大師

久方ぶりに京都からの出発。4時半に起床して、近鉄で京都へ。京都駅の八条口界隈は大変身、若干工事は残っているが、世界一名高い京都の玄関口にふさわしい八条口となっている。お客様は33名なので、車内はゆったりしている。7時40分に出発して39番延光寺を目指してひた走る。何しろ、今日は1ヶ寺しか回れないのだ。3回目の休憩が「ゆういんぐ四万十」、いつものように「ダバダ火振り」栗焼酎(900ml・1855円)とミレーの生姜味ビスケット(215円x6)を買い込む。さらに1時間半走って、ようやく延光寺に到着する。梵鐘を背にした赤海亀の石像が山門をくぐると目に飛び込んでくる。本堂と大師堂の両方に蝋燭、線香を供養しようとする方が数名いたので、「そんな失礼なことは駄目ですよ」と声を掛けると「先達から教わった」と喰ってかかる男性が。「先達研修でも、緊急時以外は、駄目だと統一している」と云っても声を荒立てるので、「駄目な先達の云う事を聞くのでない」とこちらもきつく言ってしまった。御参りの後は、目洗いの井戸や樹齢500年のいぶきに案内する。道中が長かったので、般若心経資料のコピーの注文を受け、「いろは歌」の説明と練習も済ませてしまった。16時半に打ち止めして足摺岬の宿へ向かう。ドライバーさんが本社と交信をしている。登り坂で、エンジンのパワーが上がらないと云うのだ。メカニックがホテルに向かい、念のための代車も向かってくることになったらしい。お宿は、サニーサイドホテル、足摺国際ホテルとホテル海上館の三分宿、和尚はサニーサイドの新館。夕食は、皿鉢料理に女性スタッフの鳴子踊り付き。
7日 7時半にサニーサイドを出発、各ホテルを巡って38番金剛福寺へ。バスも修理完了、坂道も力強く走っている。山門で記念撮影。本堂に先着の団体がいるので、大師堂からお参りし本堂へ戻ると別の団体が到着している。そのお勤めが終わるのを待って読経。展望台から椿のトンネルを抜けて足摺灯台と案内し、立ち寄り先の足摺黒潮市場へ。一番人気の「まぐろのかぶと煮」(980円)を購入、酒の肴に最適なのだ。40番観自在寺まで約1時間半、平城天皇ゆかりの寺で、遺髪塚もある。大師自作の六字名号の宝印も病気平癒で有名だ。大師堂の周囲がお砂踏み道場になっているので、皆で一巡する。41番龍光寺に向かう車中でお弁当。参道の「風月庵」に声を掛け饅頭の試食とお茶を用意して貰う。風月庵はもとより、近所の蜜柑農家も人気で、箱買いしてバスのトランクに預ける方も。42番佛木寺のお参りを終えると、納経所から声が掛り、ご接待の蜜柑を沢山持って行ってと云う。何人かの提供があったようで、箱が並んでいる。大きいもの小さいものとあり、両方をいただいたのだが、さすが蜜柑どころ、どちらも美味しかった。43番明石寺の山門に弘法大師の漢詩額が掛けられている。「三宝鳥」と書かれているが「後夜仏法僧鳥を聞く」が正しい。意味を解説し、一吟披露。ご宝号7返にて打ち止めは14時50分。後はひたすら帰るのみ、石鎚、吉野川、淡路と休憩して京都八条口に21時過ぎ到着。和尚は30分発の特急に乗ることができた。合掌

 虹の橋 明石海峡 冬景色

 赤一面 夕日の照らす 冬の海

 今年また 鎮魂の冬 ルミナリエ

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