2015年6月10日水曜日

四国3回 12~15番 梅田発

平成27年6月9日

国分寺山門より本堂を望む
聖武天皇勅願所の石碑
梅田~なんばのルートと思い、なんばから乗車するつもりだった。添乗員からの連絡によると、35名の貸し切りで、梅田集合のみとのこと。遍路バスに乗り始めて12年目になるが、貸し切りの団体というのは、初めてのことだ。梅田に7時過ぎに着くと、既に団体のリーダーも待機している。添乗員は、座席表を作る必要もない。集まって来るメンバーは、ほとんどが女性で男性はわずか3名。聞けば30名以上になると、貸し切りができるとのこと。第1回目の後、2回目をパスして3回目に催行とのことで初めての方もいる。さすればと、復習をかねてしっかり説明に時間を掛けることに。8時前に出発、阪急から3台、名古屋阪急、読売も予約が入っていると焼山寺のマイクロバス会社の情報なので、廻る順番が悩ましい。初めての方の納経用品を整える必要もあることから、13番大日寺、12番焼山寺、14番常楽寺、15番国分寺の順となった。梅雨まっさかりとあって、雨模様だが大日寺に着く頃には、傘の必要もないほどに回復。お仲間の貸し切りバスとあって、車内ははじめからアットホーム。2回目、3回目という日帰りのコースは、何となくお客様に緊張感があるものだが、そんな感じは無い。和尚の説明に笑いもこぼれるし、和尚もしゃべり易い。焼山寺に向かう車中で、お弁当。鮎喰川沿いに上流に向かって走る訳だが、架かる橋「十八女橋」の読み方をクイズとして出題、「でばな橋」という声もかかったが、正解は「さかり橋」。焼山寺の麓で、マイクロバス2台に分乗し、山頂の駐車場に。大きな布袋さんが迎える参道入り口から、十三仏が山門まで並んで迎えてくれる。説明を加えながらしばらく歩くと、山門にたどり着く。境内は樹齢数百年クラスの大杉が林立し、荘厳な雰囲気、しかも濃い霧が立ち込め、一段とおごそかだ。本堂、大師堂とお参りし、三面大黒天のお参りも薦める。駐車場に戻ろうとした時、トイレから悲鳴。何事かと思ったら、ポケットから携帯電話が転げ落ちたらしい。山頂とあって、水洗トイレではない。寺の方が駆け付け無事取りだしてくれたとか。機械が駄目になっても、データーは復元できる。まずは一安心。山を下る途中に、遍路の元祖と云われる衛門三郎の終焉の地に建てられた「杖杉庵」がある。一時停車して貰い、車窓からカメラを向ける。駐車場近くの「すだち館」でのお買い物タイム。店ではあわてて「すだちジュース」の瓶詰めだ。常楽寺~国分寺は歩き遍路。国分寺近くの駐車場にバスを停め、常楽寺まで600mを往復、さらに国分寺まで200mを往復する訳だ。どうしても列が長くなるので、迷子予防のため添乗員に最後尾についてもらう。国分寺で、錀の叩きかたやお薬師の脇侍である日光・月光菩薩の話などをして打ち止め、16時30分。高速道路も比較的空いていて、淡路HWOで休憩し、梅田に19時30分頃到着。お疲れさまでした。お客さまの中に、町内の方も居て、地元の話に花が咲いた一日でもありました。合掌

 焼山寺にて   梅雨曇り 濃霧の包む 焼山寺

           梅雨含み 緑いや増す 杉木立



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